北は村上・南は糸魚川まで! 新潟県全域の家づくりを陰で支える「外山産業」の魅力に迫る

北は村上・南は糸魚川まで! 新潟県全域の家づくりを陰で支える「外山産業」の魅力に迫る
2022.04.27

今回取材したのは、住宅設備機器の卸問屋として営業している外山産業さんです。
自社での製品企画・開発から製造も手掛けており、時代のニーズに応えるべく、日夜奮闘しています。

これまでモックハウスマガジンで紹介してきたビルダー・工務店とは少し異なり、彼らとパートナーシップを組んで新潟の家づくりを陰から支えてきた企業です。
建築士である私も、非常に興味深いインタビューでした。

まずは、外山産業さんがどのような活動をしているのかといったところから紹介していきましょう。

インタビュアー
小林紘大
小林紘大

新潟市内の工務店で家づくりの実務経験を積んだ後にコウダイ企画室。としてフリーランス建築士として活動中。
「楽しい暮らしは自分でつくる」をモットーに新潟の家づくりを楽しく応援していています。

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年間500棟以上に関わり新潟の家づくりを陰から支える企業「外山産業」とは

今回は外山産業営業部の小林さんにお話を伺いつつ、モデルハウスを案内していただきます。

-本日はよろしくお願いいたします

(外山産業 小林さん)
よろしくお願いいたします。

-早速ですが、外山産業さんについて簡単に説明をお願いします

(小林さん)
弊社は住宅の資材、各種設備などの卸問屋としてスタートしました。
おもな取引先さまは工務店、設備店、電気店、燃料店、金物店などです。村上地域〜糸魚川地域まで、新潟県全域で対応させていただいております。

またホームセンターへの営業部門もあり、全国のホームセンターに家電、日用品、レジャー用品、園芸用品などを卸しています。

まったくジャンルの異なる2つの部署で構成されているのが弊社「外山産業」です。

-製品の製造も手掛けているとお伺いしました

(小林さん)
グループ会社の「外山工業」では、「グリーンライフ」ブランドの園芸、レジャー、エクステリア、DIY、エコロジー関連の製品を製造しています。

-ありがとうございます。住宅資材をほぼ取り扱っているという印象でしたが、特に強みとなっている製品はありますか?

(小林さん)
給湯器のエコキュートをはじめとしたコロナ社製品の取り扱いは、弊社の得意分野となっています。
昨今は半導体不足で給湯器の供給がなかなか追いついていませんが、今のところ弊社ではある程度の数を確保できています。

一般の施主さんから注目されやすい分野ですとクリナップ、TOTO、パナソニック、リクシルの製品も取り扱っています。
おもにキッチンやバスルーム関連、仕上げ部材などですね。

ほとんどが直接のお取引で、どのメーカーとも仲良くさせていただいている点については、工務店とはちょっと違う強みかなと思っています。

-昨今のさまざまな世界情勢の変化を受けて、県内の工務店やメーカーとのやり取りにはどのような影響がありましたか?

(小林さん)
住宅関連全般でも、感染症や紛争といった世界情勢に影響を受け、なかなか家づくりが思うように進まないという話もよく耳にします。

さまざまな住宅資材や設備を取り扱っている弊社としても、強みを活かして、こんな時だからこそお役に立てるよう製品の手配や適切な代替案などをご提案させていただいています。

-たくさんのメーカーとお取引されている強みですね。

(小林さん)
その通りです。何か困っていることがあったら、ぜひなんでもご相談ください。

-施主さんと接する機会はあるんですか?

(小林さん)
普段は工務店とのやり取りがほとんどです。ただ、設備の説明やメンテナンスといったサービスも実施しています。
暖房器具の調子が悪かったり、新しく買い替えたいという施主さんからのご依頼を、工務店を通していただく場合もあります。

-そのほかで、お客さん(工務店)から取り扱い製品への問い合わせがあったときは、どんな提案をしていますか?

(小林さん)
暖かい」と「掃除がしやすい」のふたつは、多くのお施主さんが新築に求める要素で、これらに関する提案が多いです。
それに合わせて各種設備をご提案するんですが、多くのメーカー製品を取り扱う弊社ならではの目線でおすすめできるところはメリットだと思います。

コスト面や性能、メンテナンスやアフターサポートまでトータルで判断したものを工務店や、そこで暮らす施主さんに届けられるというのが最大の魅力です。

-年間でどのくらいの住宅に関わっているんですか?

(小林さん)
新潟県全域に対応しているので、年間で4〜500棟ほどはなんらかの形で弊社も関わらせていただいております。

-1日1棟以上の計算ですね!まさに新潟の家づくりを陰から支える「縁の下の力持ち」といった印象です

(小林さん)
ありがとうございます(笑)

-いまはZEHの普及に力を入れているそうですね

「ZEH(ゼッチ)」とは「(ネット)ゼロ・エネルギー・ハウス」の頭文字をとった略語で、生活で消費するエネルギーを極力減らし、かわりにつくり出すエネルギーを増やすことで消費エネルギーを上回ることを目的とした住宅です。

出典:気になるZEHとは?新潟には不向き?ZEH住宅のメリット・デメリットや光熱費が黒字になるヒミツも

気になるZEHとは?新潟には不向き?ZEH住宅のメリット・デメリットや光熱費が黒字になるヒミツも|マガジンを読む|モックハウス
家づくりについて調べているとよく耳にする「ZEH」や「ZEH住宅」という単語。 TVCMや広告などで見かけ、気になっていた人もいるのではないでしょうか。 しかし、ZEH住宅の特徴や詳細などまで詳しく知っているという人は少ないかもしれません…

(小林さん)
「きれいな地球で暮らしたい」というスローガンのもと進めている分野のひとつです。
昨今、地球環境や資源問題に対する関心が高まっているなか、弊社ができることとしてZEHの普及を目指しています。

ZEHの要件として必須である太陽光パネルは、パナソニック・カナディアンソーラー・長州産業の大手3社の製品を取り扱っています。

他にも独自の空調・調湿ノウハウを工務店さんへ提案し、ZEHへの取り組みを推奨しています。

また、そういったZEHへの取り組みの一環として自社開発したのが「メッツパネル」です。

モデルハウスではメッツパネルの構造模型も展示されています

モデルハウスではメッツパネルの構造模型も展示されています 

-ZEH普及のために開発したとのことですが、具体的にはどんな性能のものなんですか?

(小林さん)
ZEHの基準を満たす条件として難しい部分のひとつに「外皮性能」があります。
住宅専門用語で「UA値(外皮平均熱貫流率)」という数値の基準値を満たさなければなりません。
「メッツパネル」は、この建材だけでかなりUA値を抑えられます。

また、耐火性に関しては、旭化成のヘーベルパワーボード(30mm)を採用しています。
自分の家や周辺の家が万が一燃えてしまっても、被害を拡大しないというところで高い実績があります。

-ZEHの基準を満たすパネル工法を開発されたということなんですね

(小林さん)
ご存知のように、住宅は色々な建材などを組み合わせて建てられるもので、設計から建て方、組み合わせによって(ZEHのような)定められた基準値のクリアを目指していきます。

環境問題や、高い住宅性能を求める施主さんを相手にする工務店から相談をいただくことも多くなり、一から開発したのが「メッツパネル」です。

-実際の現場での取り扱いとメリットなどがあれば教えてください

(小林さん)
メッツパネルは外山グループの株式会社メッツが自社工場で製造したあと、サッシまではめ込まれた大型パネルの状態で現場まで運びます。
施工時は、クレーンで吊り上げながら組み立てていきます。
工期や人件費などを短縮しつつ、高い住宅性能を持った家づくりが可能です。

-これだけ大型のパネルとなると、価格などが気になるところですが工務店の反応はどうですか?

(小林さん)
シンプルに建材として見積もりを出すと、一般的なものと比べて予算に見合わない場合もあります。
ただ、高い気密性や断熱性を持っているのがメッツパネルで、さらにそれを現場まで素早く供給できるのが魅力だと思っています。
ZEHのパネル以外でも独自の空調・調湿ノウハウも合わせて提案しています。

そのため初期の見積もりが高かったとしても、工期や人件費などを踏まえて計算すると、最終的にかかったコストを上手く回収しながら、高い満足度・評価をいただくことも多いです。

ZEHの快適性やさまざまなメーカーの設備を比較できるモデルハウス

ここからは、外山産業さんのモデルハウスを案内していただきました。
メッツパネル、太陽光パネルを搭載したZEH対応の高性能住宅となっています。

ショールームとしての特徴も持っており、外構部から屋内まで、外山産業さんが施工したさまざまな設備が見学可能です。

リビングやバスルーム、トイレ、キッチン、換気扇や壁材などに外山産業さんがお取引しているメーカー製の各種設備が揃っています。

ご案内していただいて感じた感想としては、建材屋さんでここまで設備が充実したモデルハウスはほかに見当たらないなといった印象です。

キッチンはクリナップのシステムキッチン「ステディア」を採用。
油汚れが気になるキッチン周りですが、お湯を入れるだけで自動洗浄ができるレンジフードなど、家事ラク機能が多数搭載されたキッチンです。

トイレはリクシルのタンクレスタイプです。
またトイレ・脱衣所の壁は耐久性・メンテナンス性に優れる、タカラスタンダードのホーロー製となっています。

バスルームはTOTO製を採用しています。
床材は「ほっカラリ床」を使っており、畳をイメージした独特のクッション性があります。
浴槽は「魔法瓶浴槽」で高い保温性があるほか、衛生陶器メーカーとしての強みを活かした節水性や清掃性が魅力です。

新潟県特化の強みを活かした提案が魅力

新潟県の住宅に特化した「外山産業」さんを紹介しました。
さまざまなメーカーの建材や設備を扱って建てられたモデルハウスを見学させていただき、非常に興味深いものとなっています。

北は村上、南は糸魚川まで新潟県全域に対応し、地域のさまざまな特徴を把握しているのも、ほかにはない魅力でしょう。

また、昨今のニーズに対応するために、オリジナルの大型パネル「メッツパネル」を自社開発し、製造まで手掛けてしまうパワーには圧巻です!
将来を見越した家づくりのパートナーが、県内にも存在することに頼もしさを感じたインタビューでした。

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