こんな人こそ相談を!ファイナンシャルプランナーが語る「家づくりとお金」
2022.06.02
本記事で紹介するのは、長岡市稲保南1丁目にあるH.FACTORY/株式会社 橋本技建さんのモデルハウスです。
積雪量の多い地域にありながら、耐雪量1.5mと耐震等級3をクリアした住宅は、屋内に入ってみてさらに驚きました…!
外構から屋内までをH.FACTORYのハウジングアドバイザーである諏佐さんに案内してもらいました。
モックハウスマガジン編集部が、設計士の小林紘大さんと一緒にレビューします!
さっそく見ていきましょう!
外構からメインエントランスまでを見ていきましょう。
車2台ぶんが駐車できるカーポートまではコンクリート、建物の周囲には人工芝が敷いてあります。
カーポートの裏には屋外フリースペースも設置。
敷地面積は約61坪、延床面積は約36坪のモデルハウスです。
外観は金属サイディングを採用したインダストリアルなデザイン。
玄関扉の前にはプライバシーを守ってくれる目隠し壁を配置しています。明るめの木目調素材が小気味よいアクセントに。
ぐるっと外観を見てみると、光をたっぷり取り込める窓の数にも興味が湧きます。耐震や断熱といった住宅性能も気になるところですね。
5段まで設けた階段を上りエントランス前へ。玄関はウッド調の引き戸を採用。
目隠し壁との組み合わせもあって、家全体の印象が柔らかくなっているのもポイントです。
さりげないところですが、引き戸を採用したことで玄関前を広々と使えるうえに、ひとりでも荷物やベビーカーを出し入れしやすい設計になっています。
扉を開けて屋内へ案内していただきました。
床材は玄関アプローチと同じタイルを使い、統一感を演出。なかに入ると玄関とは思えない広々とした空間が出迎えてくれます。
正面には壁と2階に上がるための鉄骨階段、左手には窓が配置され、十分な明るさとプライバシー対策が両立されています。
大きめの窓がほんとうに爽やかな印象を与えてくれますね。季節や時間帯による表情の変化も気になるところです!
右手には、アーチをかたどった入り口がかわいいシューズクロークも備えてあります。「おこもり感」を演出しつつ、こちらもプライバシー対策の役割を果たしてくれていますよ。
ここからは、屋内の各間取りについて紹介します。
こちらのお宅でもっとも特徴的なキッチンから見ていきましょう。
玄関を上がったところには、天井にまで及ぶガラス張りの3枚引違い戸を設置。まるでカフェに来店したかのような印象です。
入ってすぐに、スペースが十分に確保されたアイランドキッチンを置いています。手元がしっかり隠せる設計のため、作業しながら友人や来客を迎え入れることもできますね。
周囲をぐるっと一周できるアイランドキッチンは動線が考えられ、玄関やリビング、2階に向かう人とキッチンで作業している人が互いにぶつからないような設計に。
回遊性が確保されているので、大人はもちろん、子どもが走り回っても安心感があります。
キッチンの背面には、引き戸でスッキリと仕舞える収納棚を設置。隠すことも、反対に見せることも可能です。
大人ひとりがなかに入っても引き戸を閉められるほどたっぷりとスペースを確保しています。
アイランドキッチンの奥には家族4人が座って食事できるダイニングテーブルが設置されていました。胸の高さにある大きめな窓からは、明るい光が差し込んでいます。
ダイニングテーブルの背面には、冷蔵庫置き場を設置。キッチンからもアクセス可能な動線になっています。
ここからは、トイレからバスルームを案内していただきました。
洗面所を中心に、左手にトイレ、右に入るとサンルーム、ランドリー、バスルームがあります。
玄関から真っ直ぐ奥に、ほぼ正面のところにあるのが洗面所です。帰ってすぐに手洗いやうがいができますね。
洗面所の左手にはトイレがあり、床材は木目調のクッションフロアを採用。ナチュラルテイストで統一されています。
洗面所から右に入ると、洗濯物を干せるサンルームがあります。
生活スタイルを考え2階ではなく1階に作ったそうです。
物干し竿には、U字型のアイアンフレームを常設しています。
脱衣所兼ランドリーには、洗濯機置場の横に作業台を設置しています。
サンルームで乾いた洗濯物をここで畳んだり、アイロンがけができますね。
浴槽には通常よりも汚れが落としやすい「スゴピカ浴槽」が使われています。
有機ガラス系素材で、身体を預けたときの肌触りも違うのだそうです。
水回りを見せていただいたところで、ここからはリビングを紹介します。
こちらのお宅は玄関やキッチンからも見えない、いちばん奥にリビングあるのですが、その手前にはたたみ3畳ぶんの小部屋が設置されています。
ほかよりも少し高い位置にあり、壁は完全に仕切っていない「おこもり部屋」です。
ちょっとした休憩やひとりで集中したいとき、乳幼児とのお昼寝にぴったりですね。
現代の住宅はフローリングがほとんどですが、たたみ部屋のニーズもけっこうあるのだそうです。
確かに、家にこんな小部屋があったら嬉しいですね!
キッチン・ダイニングとリビングを上手く切り分け、同時に耐震性の確保にもつながっています。
1階の最後はリビングルームです。
広さ8畳のリビングは、大きくL字に縁取った造作のテレビボード以外は何もありません。
玄関からいちばん奥に位置し、まさしく家族団らんのスペースとなっていますね。
2段造りになっているテレビボードは、さきほどの「おこもり部屋」の階段も兼任しているワザありな設計。
2階を見ていきましょう。
こちらのモデルハウスは、おもに1階で生活するよう想定しているため、2階は必要最低限の設備のみを考えて設計したようです。
それでも、夫婦用の寝室と子ども部屋が2部屋、トイレも備えています。
夫婦用のお部屋は、最小限の照明を設置。
ウォークインクローゼットも十分なサイズです。
ふたつある子ども部屋は、ベッドと学習机を置けるだけの広さを確保。
取材した当時はポップな飾り付けがなされていましたが、子どもの成長に合わせて壁紙を変更していくとったアイデアも。
クローゼットは大胆に扉を取り払ったことで、子どもが自発的に整理整頓を学べるような仕掛けになっています。
閉塞感の解消と機能性を両立しており、リモートワーカーの書斎にも丁度いい間取りです。
広々とした空間に居心地の良さと機能性がギュッとつまったお宅をご覧いただきました。
ここからは、ご案内いただいた諏佐さんに、あらためてモデルハウスやH.FACTORYさんの家づくりにかける思いなどをお聞きしました。
ー今回のモデルハウスはどんなコンセプトで設計されたものですか?
(諏佐さん)
会社の強みやコンセプトにもなるんですが、「好き」を集めて暮らす、家族を守る安心と快適性をしっかりと両立することを大切にしています。
今回ご覧いただいたモデルハウスは、柱や壁を少なくすることで開放感と生活動線、利便性の確保と同時に、しっかりとした住宅性能も備えています。
ー玄関に入ったときに心地よい開放感を覚えました。耐震等級3もクリアされていましたよね。
(諏佐さん)
パナソニックのテクノストラクチャーを採用しているので、耐震等級3に、耐雪量1.5mもクリアしています。
耐雪量1.5mも!それはほんとうに驚きです。
(諏佐さん)
長岡市は積雪地域なので、オーバーハング(2階がせり出したような設計)できないのがネックなんですが、そこをなんとか機能性とデザインを両立できるのはテクノストラクチャーならではかなと思います。
ーそのほかの設備について教えてください
(諏佐さん)
屋内は全館空調になっています。第一種換気を採用し、リビングから入った綺麗な空気が脱衣所を抜けていきます。
ーH.FACTORYさんが施工されたほかの家もテクノストラクチャーなんですか?
(諏佐さん)
ほぼ全棟テクノストラクチャーです。キッチンやその他の設備もすべてパナソニックですので、テクノストラクチャーとのシナジーも抜群ですね。
構造計算もパナソニックが基礎からやってくれるので、(このモデルハウスは)耐雪量1.5mと耐震等級3を実現しつつ、デザインと住み心地の良さを両立できています。
外観を見たときから窓も多いなと思っていました。
(耐震等級3をクリアしようとすると)通常なら壁になるところを、テクノストラクチャーだからこその間取りやデザインがあちこちにみられます。
ーH.FACTORYさんについてもう少し聞かせてください。年間棟数はどのくらいですか?
(諏佐さん)
だいたい13〜14棟くらいです。
ースタッフさんは何名くらいで作業されていますか?
(諏佐さん)
営業担当、設計士、現場作業員含め11人です。
ー施工エリアはどの辺りまで対応されていますか?
(諏佐さん)
私の気持ちとしては新潟県ほぼ全域です。(笑)遠方の方も是非ご相談いただければと思います。
ーお客さんの層はどのあたりですか?
(諏佐さん)
20〜30歳代くらいの若いご家庭が多く、たいへんありがたいことに約6割くらいはほかのお客さまからの紹介です。
6割も!顧客満足度の高さがうかがえます。
ー見学会に来られたお客さまからの反応はどうですか?
(諏佐さん)
最初は「モデルハウスだからここまでの家ができるんでしょ」といった反応なんですが、実際に完成したときの感想を聞かせていただくと、あまりギャップがないことに驚かれます。
こちらから予算を抑えた提案をしたとしても、なるべくお客さまが想像しているかたちに近づける努力をさせていただいてます。
ー確かに写真素材で見たときと印象が違うことに驚いています。居心地の良さというか。
(諏佐さん)
実際の生活までをイメージして設計やデザインをおこなっています。
子どものおもちゃとかが無造作に散乱したり、生活用品が置いてあっても違和感がないようなところを目指しています。
ちなみに、住宅完成後のお客さまのなかには、ご自宅で完成見学会を開催することにあまり抵抗がない人もいます。
それが逆に弊社にとっては、いい意味でプレッシャーというか、「見学会ができない家は作れない」ということにもつながっています。
ーお引き渡し後のお付き合い(アフターサービス)について教えてください
(諏佐さん)
基本的な2年目点検(新築住宅には、建主に「2年の瑕疵保証」が義務付けられている)のほかに、直接ヒアリングしたり、ダイレクトメールなどで状況をお聞きしています。
普段から積極的に交流させていただいているためか、2年目点検を実施すると不思議に思うお客さまもいるようです。
素晴らしい信頼関係を築かれているんですね。
(諏佐さん)
年間施工棟数を無理に増やさないようにしているのも要因かもしれません。そのぶん、各お客さまと近い距離感でお付き合いをさせていただいています。
ー家に不具合があったとき、どのくらいのレベルから工務店を頼ったらいいかわからない人もいますよね
(諏佐さん)
なんでも気軽にご相談ください。実際に家具の買い物にご一緒したり、どんな配置にしたらいいのかといったところまで一緒に考えるときもあります。
家電が苦手な人とかソファーを新調したいとか、住宅に関するいろんなお悩みにお応えしています。
思ってても言えないようなところを、言えてしまう関係性ができているのは素晴らしいです。
(諏佐さん)
とてもアットホームにお付き合いをさせていだいています。お客さまから気軽に言っていただける空気づくりと関係性は、弊社の強みですね。
それが紹介率6割につながっているんですね!
(諏佐さん)
家づくりの最初から完成後までスタッフが変わらないのも強みだと思っています。
担当が変わると、どうしても引き継ぎなどでトラブルが起きてしまう可能性がありますが、それはすべてお客さまが不利益として受け取ってしまいます。
アフターサービスはアウトソーシングも可能ですが、それも利用していません。なるべく弊社スタッフで対応しています。
ーありがとうございます!最後に記事をご覧の皆さんに何かメッセージをお願いします
(諏佐さん)
Webサイトの写真では伝わらない素材感や手触り、スケール感をぜひモデルハウスに来て見て感じていただきたいですね!
特にこれからは寒い時期になりますので、住宅性能を実感していただくには最適な季節です。
実際に訪問されたお客さまの驚きと感動を皆さんにも感じてほしいと思います。
実際に案内していただいたモデルハウスは、空間づくりから各部素材、造作家具の一つひとつまで細かなこだわりを感じました。
広々とした吹き抜け空間や、エントランスから突然現れるアイランドキッチンなど、大胆な間取りのなかにしっかりと実生活がイメージできる設計になっていて、つい自分が住んでいるところを想像してしまいます。
ぜひ皆さんにも、実際に体感してほしいモデルハウスです!
さらに、ご希望の方にはモデルハウスの販売もしているとのことです!
気になった方はH.FACTORYさんまでお問い合わせください!
2022.06.02
2022.02.08