「省令準耐火構造」の基準や性能を解説! メリットやデメリットも
2023.10.29
家づくりには、たくさんの時間とお金がかかります。
「新しい家で早く暮らしてみたい!」と引き渡しを心待ちにする人もいれば、「子どもが小学校にあがる前に引っ越さなきゃ」といった事情のある人もいるでしょう。
しかし焦りは禁物です。新しく建つ家は、今後何十年にもわたって生活する場所です。
間取りづくりや土地選びをは慎重に進めるべきですし、多少時間がかかっても、大工さんには丁寧な仕事をしてもらいたいものです。
そこで今回は、家を新築するときの流れと、各工程の大まかな工期をまとめてお伝えします。
「この工程には、だいたいこのくらいの時間がかかるんだな」と知っておくだけでも、心に余裕がうまれるはずです。
着工から引き渡しまでにかかる期間は人によって異なりますが、一般的に3~6ヵ月ほどといわれています。
工期は工務店や施工会社により異なり、季節や天候などでも変動します。
想像よりも工期が長かったり、予定より工事が遅れたりしても、それは長く、安全に暮らせる家を建てるためです。
希望の工期をきちんと伝えて、可能かどうか相談しましょう。
家を新築するときは工事よりも、家づくりの計画や準備の方に時間がかかるでしょう。
家づくりでは、最初に資金計画を立てます。なるべく自己資金を貯めることと、その後の生活費も残しておくことを意識しながら、ざっくりとした資金計画を立てましょう。
資金計画が立てられたら、どんな家を建てたいのかも考えやすくなります。施工事例をたくさん見ながら、家族で話し合い、「自分たちにとって暮らしやすい家」をイメージしてみてください。
気になる施工事例を見つけたら、その家を建てた建築会社の情報もチェックしておきましょう。家づくりを任せる建築会社をある程度絞れたら、問い合わせをしてじっくり話を聞いてみてください。
いわゆる「家づくりの準備段階」について、より詳しく知りたい方にはこちらの記事もおすすめです。
家づくりを任せる工務店が決まったら、担当者と一緒に土地探しをします。自分たちでも土地を探しながら、担当者に予算や条件などを伝えて、良い土地があったら教えてもらいましょう。
自分たちで良い土地を見つけたときも、工務店に相談してください。一見安くて良い土地でも、プロの目から見れば何か問題があるかもしれません。
土地が見つかったら、契約や住宅ローンの申し込みをする段階です。特に住宅ローンの申し込みは、工務店や銀行、プランナーに相談してからにしましょう。
「家は人生最大の買い物」というように、多くの人にとって、住宅ローンは人生で最高額のローンになるはずです。
自分たちだけで申し込むより、専門家からアドバイスを受けながらの方が、スムーズに審査をクリアできるでしょう。
住宅ローンの審査に通り、土地の購入や工務店との契約が済んだら、いよいよ着工です。
着工前の地鎮祭や棟上げ後の上棟式、施工のチェックなどには施主も関わるものの、基本的には工務店や施工会社に任せることになります。
一般的に、着工から完成までの工期は3~6ヵ月ほどです。家が出来上がっていくのをときどき見に行きながら、完成を待ちましょう。
着工からの流れは、こちらの記事で詳しく解説しています。
家が完成したら、待ちに待った引き渡しです。竣工検査(家が完成した後の検査)を行い、図面・仕様書通りに家が作られているかをチェックします。確認が済み、引き渡しが終わったら、新生活が始まります。
住宅ローンの審査や各契約を済ませた後、土地購入から引き渡しまではどのくらいかかるのでしょうか。
今回は新潟で家づくりをする2社の工務店に、最近施工したお宅ではどのくらいの工期がかかったのか聞いてみました。
A社 | B社 | 工事内容 | |
---|---|---|---|
地盤調査 | 1日 | 1日 | 地盤の強さを調べ、地盤改良の必要性を判断する |
地盤改良 | 2日 | 2日 | 地表周辺の地盤を固めたり、地中に支柱を埋め込んだりする |
基礎工事 | 3週間 | 1ヵ月 | 家の土台を作る工事 |
建方 | 3日 | 2日 | 家の骨組みを組み立てる工事 |
仕上げ工事 | 2週間 | 2ヶ月 | 骨組みに屋根を外壁を取り付ける工事 |
内装仕上げ工事 | 3週間 | 3週間 | 内装づくりや電気の配線をする工事 |
竣工検査・引き渡し | 2週間 | 2週間 | 家が図面通りに作られているかの検査 |
季節や天候、工事の内容により若干の差は出るものの、今回お話を伺った工務店で大きな差があるのは仕上げ工事の部分のみでした。
しかし、今後はウッドショックの影響もあり、工期には大きな乱れが予想されています。
家づくりにはお金もかかりますが、時間もかかります。間取りを考えたり資金計画を立てたりといったプラン作りでも、着工してからの工事でも、焦りはロクな結果をうみません。
使い勝手が良く、安心して暮らせる家を建てられるよう、スケジュールには余裕を持ちましょう。
「理想の家を建てるため、大工さんたちが丁寧に仕事をしてくれているんだ」と思えば、工期が多少長くても、心に余裕がうまれるはずです。
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