自宅で快適テレワーク!ワークスペースや書斎の作り方
赴く暮らし(ロクワの家【株式会社 小野組 ライフビルダーグループ】)

自宅で快適テレワーク!ワークスペースや書斎の作り方

2021.07.13

「会社が在宅ワークを取り入れたんだけど、家に仕事をするスペースがない」
「家でもちょっとした仕事ができたら便利なのに…」

コロナウィルスをきっかけに、リモートワークや在宅ワークに取り組む人は増えました。
新潟でフルリモートとなった人はあまりいないかもしれませんが、一部在宅ワークになったり、家でちょっとした仕事や作業ができたら便利だと思う人は多いでしょう。
自宅での仕事は通勤時間もかかりませんし、家事や育児との両立もしやすいのは良い部分ですよね。

しかし、「仕事をするための適切な環境」がなければ、かえって捗らなくなります。
例えば子育てのことや生活音が気になっては、仕事に集中できません。
家族に迷惑をかけないようにと、キーボードやオンラインミーティングなどの「仕事で出る音」を気にし過ぎても、オフィスワーク以上にストレスが溜まることでしょう。

そこで今回は、在宅ワークに欠かせない「自宅のワークスペース」について、設計のポイントをお伝えします。

ワークスペースを作る前に、用途や目的を決める

在宅ワークやフリーランスの人をはじめ、「自宅にワークスペースを作りたい」という方は多くいらっしゃいます。

しかし、何も考えず作ったワークスペースでは仕事が捗らないどころか、家族にとって邪魔な空間になってしまうかもしれません。

まずは、「自宅で働く頻度」の観点から、どんなワークスペースを作ればいいのか考えてみましょう。

たまにある在宅ワークで使いたいなら

在宅ワークの頻度があまり高くなく、たまに使う程度なら、本格的なワークスペースは必要ありません。部屋の一画にカウンターを設けたり、デスクとしても使える棚を備え付けたりなどで十分です。
リビングやダイニングにカウンター(作業机)を設けるなら、誰でも使えるようにしておきましょう。在宅ワークがないときは、子供たちの勉強スペースとして使ったり、家事用の作業台にしたりできます。

ガッツリ在宅ワークをするなら

週に何回か在宅ワークをする日があったり、ほとんどフルで在宅ワークをするなら、設備や設置場所にはこだわりましょう。

仕事に集中しやすい環境を作ることはもちろん、仕事をしている姿や音が、家族のストレスにならないような工夫も必要です。

最低でもワークスペースにはカーテンや間仕切りを設け、なるべくなら廊下や屋根裏などの「生活スペースと離れた場所」にワークスペースを作りましょう。

自分だけの空間が必要なら

セキュリティの高さが求められる仕事やオンラインミーティングの多い仕事など、「自分だけの空間」が必要なら、ワークスペースよりも専用の仕事部屋を作った方がいいかもしれません。

敷地面積や部屋数の問題で仕事部屋を作れないなら、デッドスペースを有効活用するのもアリです。例えば仕事用のロフトを作るだけでも、生活スペースと距離ができる分、公私の空間を分けやすくなります。屋根裏を使えば、かなり余裕のあるワークスペースも作れるでしょう。

【場所別】ワークスペースの施工実例を紹介

「ワークスペースを家のどこに設けるべきか…」

それは、家で仕事をする頻度によって変わってきます。ワークスペースを作る場所を決めたら、次はデザインやレイアウトを考えてみましょう。

ここからは、イメージがわきやすいように「リビング」「廊下」「デッドスペース」、それぞれのワークスペースの施工実例を写真付きで紹介します。写真を見ながら、「ここで仕事をしたらどんな感じかな?」と、ぜひイメージしてみてください。

リビングに作る場合

たまに在宅ワークがあるくらいなら、仕事専用のスペースを作るよりも、いろいろな用途に使えるカウンターの方が便利です。
LDKにバーカウンターを設置すれば、お酒を楽しむだけでなく、ワークスペースや子供たちの勉強机として活用できます。

家事や子育てをしながら在宅ワークに取り組むなら、キッチンにワークスペースを設けるのもアリです。
お鍋を火にかけたり、ご飯が炊けるのを待ちながら、スキマ時間を有効活用できます。

廊下に作る場合

こちらは2階の廊下にカウンターデスクを造作しています。
必要最低限の大きさで、シンプルな形のカウンターデスクは、移動や家事の邪魔になりません。
仕事以外にも洗濯物を畳んだり、家事をしているとこういったちょっとした置き場があると役に立つシーンは多くあります。

ちょっと大きめの作業スペースが欲しいなら、階段下のようなデッドスペースの併用がおすすめです。
階段下にちょっとした収納を設けているので、デスクの上を片付けやすく、広々と作業ができます。

デッドスペースを活用する場合

敷地面積が限られている場合や、空間を少しでも有効活用したい場合は、階段下をワークスペースにするのがおすすめです。
こちらのお宅では、階段下は床下収納のみで、、ただ広い空間を作りました。
机とイスを置いてワークスペースにするも良し、ソファや本棚を置いてリラックススペースにするも良し。大きな窓があるのもポイントです。

仕事が捗るワークスペースの作り方

家のどこに、どんなワークスペースを作ってみたいか、イメージは浮かんできたでしょうか。

さっきの写真みたいなワークスペースなら、家事も仕事も捗りそうだ!」と、ワクワクしている方もいるかもしれませんね。

とはいえ「家の暮らし心地」というものは、実際に住んで使ってみないとわからないもの。理想通りの出来上がりに見えたワークスペースも、いざ使ってみたら、意外と不具合や不満を感じるかもしれません。

そこで最後に、仕事が捗るワークスペースの作り方を、5つのポイントに分けて解説します。
仕事をする人にとっても、ほかの家族にとっても、快適な家にするための大切なポイントです。頭の片隅にでも置いておいていただけると幸いです。

ワークスペースは広くしすぎない

集中しやすいワークスペースを作りたいなら、デッドスペースやお部屋の隅などの「狭い空間」を有効活用しましょう。

「どうせなら、広くて開放的なワークスペースを作りたい」と感じる方も多いはず。しかし、周りに遮るもののない空間よりも、壁や目隠しに囲まれた狭い場所の方が落ち着くという方も、決して少なくないでしょう。

そもそも人間の本能は、狭いところ(壁に囲まれたところ)の方が落ち着くようにできています。開けた空間では外敵に襲われる不安があるからです。

それに、狭くて閉じた空間の方が、余計な視覚情報も入ってきません。
仕事中に家族の動きや、リビングでついているテレビが気になる方には、狭いワークスペースは特におすすめです。

インテリアはシンプルに、モノは少なく

ワークスペースのインテリアはシンプルにして、なるべく余計なモノも置かないようにしましょう。
ワークスペースを狭くて閉じた空間にするのと同じく、視覚情報を少なくするためです。

私たち人間の脳は、意識する・しないにかかわらず、目から入ってくる情報を都度処理しています。
仕事や作業に割けるリソースを増やすために、余計なモノが目にはいらない環境を作りましょう。

デスクの背後にも気を付ける

廊下やリビングなどの一画にワークスペースを作るなら、デスクの向きにもこだわりましょう。

「視覚情報を減らすために、デスクは壁向きが良いんでしょ?」と思うかもしれませんが、そうとも限りません。リモートワークにはオンラインミーティングが付きものであり、デスクが壁向きだと、ミーティング中に家族がカメラに映り込んでしまうからです。

壁に背を向けてデスクを配置したり、ワークスペースの周りにカーテンを付けたりして、家族のプライベートを守りましょう。

窓を付ける

長い時間使うワークスペースには、なるべく窓を付けましょう。できれば景色の良い、開け閉め(換気)もできる窓がベストです。

余計な視覚情報が入ると仕事に集中しづらくなるのは事実ですが、殺風景で閉塞感のある空間では煮詰まることもあるでしょう。最近では「緑や空が見える開放的なオフィス」が流行っていることからも、窓の大切さは伝わってきます。

開け閉めできる窓を付ければ、換気もしやすいです。空気がきれいで、自然光のよく入る空間なら、仕事も捗ることでしょう。

プライベートエリアとの境目を設ける

ワークスペースを作るとき、意外と見落としがちなのが「家族への配慮」です。ワークスペースで仕事をする側も、そうでない側も、お互い気持ちよく過ごせるように「公私の境目」を設けましょう。

特に見落としやすく、後から気になりやすいのが「音」です。

オンラインミーティングをしているときの声や、キーボードをカチャカチャと叩く音は、家でくつろぐ家族にとってストレスになります。
最近では「音ハラスメント」という言葉もあるほどです。

オンラインミーティングやキーボードを使う機会の多い仕事なら、リビングやダイニングではなく、廊下や屋根裏などの「生活スペースと離れた場所」にワークスペースを設けた方がいいでしょう。

自由な働き方が広がる今、家づくりにも一工夫を。

最近では在宅ワークを導入する会社も増えましたし、自宅で少なからず仕事をするという方は数多くいるでしょう。

中には「自宅じゃなくて、カフェやコワーキングスペースを使っているよ」という人もいるかもしれませんが、家事や子育てとの両立、通勤時間の節約を考えれば、自宅にワークスペースがあって困ることはありません。

自由な働き方が広がる今、お家にワークスペースの設置もぜひご検討ください。

この記事を書いたひと
モックハウスマガジン編集部
モックハウスマガジン編集部

モックハウスマガジンの編集部員。
家づくりの気になる疑問や、知ってほしい情報を日々お届けしています。

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