注文住宅を建てる方必見!つなぎ融資のしくみと注意点
2023.10.06
新築住宅を建てる上で、生命保険の見直しは重要です。
新築住宅に暮らすことで生活スタイルが変化するだけでなく、住宅ローンを組む際に団体信用生命保険と言う生命保険にほぼ必ず加入することになります。
人によっては、保険料を減らすこともできますし、新たな保障を考える必要も出てくるかもしれません。
住宅の購入にあたり、保険を組みなおすことは家計的にも非常に大切です。
今回の記事では、住宅購入にあたり、保険を見直した方がいい理由と見直し方を詳しく解説していきます。
団体信用保険に加入することで、保険料を今よりも下げることができるかもしれません。
まずは、団体信用生命保険について整理していこうと思います。
住宅購入にあたり、ほとんどの方が住宅ローンを組むことになると思います。
住宅ローンを組むにあたり、ほぼ必ず入らなければならない保険があります。
団体信用生命保険という保険です。(以下、団信)
団信とは、ローンの返済中に死亡や高度障害といった万一のことが起きたときに、残りの住宅ローンが保険金でゼロになる仕組みの保険です。
フラット35で住宅ローンを借りる時を除いて、金融機関で住宅ローンを組むときは、団信に必ず加入することになります。
団体信用生命保険の詳細は、こちらをご覧ください
https://mockhouse.jp/magazine/695/
住宅ローンは長期で組むことになります。返済期間中に返済している人に万一が起きてしまうと、銀行としては住宅ローンとして貸したお金が返ってこないリスクが発生します。
残された家族にとっては住宅ローンの返済のために、日々の生活が苦しくなってしまうかもしれません。
団信に加入することで、返済している人に万一が起きた場合には、銀行への住宅ローン返済義務が免除されます。
団信の受取人は銀行になりますが、残された家族は住宅ローンを払うことなく、これまでと変わらずに住宅に住み続けることができるようになります。
団信はその名前の通り「保険」です。
住宅の部分に限られたものではありますが、これまで加入していた生命保険にプラスして、さらに団信に加入することになります。
ご家庭によっては、これまでの保険に保険が上乗せされるので、保障が必要以上に多くなってしまう事態が発生してしまうのです。
専門用語ではオーバーインシュアランスとも呼ばれます。
住宅を購入したことで知らないうちに保険をかけ過ぎてしまっている可能性がある、ということですね。
新築住宅や中古住宅を購入するタイミングで、生命保険を見直すことで、これまでよりも死亡保障の保険料を安くすることができるようになるかもしれません。
また、団信の種類を確認しておくことも大切です。団信によっては保障される範囲が死亡や高度障害だけでないこともあります。
例えば、三大疾病や介護、就業不能状態になることで、住宅ローンの負担がなくなるタイプの団信もあります。
これらの団信は金利が上乗せになることもあります。
保障を団信で準備するか、生命保険で準備するかを検討していくと、一番効率がいい方法を選択できます。
もう既に住宅ローンと団信を決めた場合は、ご自身が加入する団信がどのタイプなのかを把握した上で、保険の見直しできると一番効率がいいですね。
新築住宅や中古住宅を購入するタイミングで、生命保険を見直すことで、これまでよりも死亡保障の保険料を安くすることができるようになるかもしれません。
見直しのタイミングとしては、非常にいいタイミングです。
住宅を購入するタイミングは、どのようなタイミングが多いでしょうか?
結婚した、子供が生まれた、親と一緒に住むことになったなど、人生の中でも生活が大きく変わるタイミングだと思います。
住宅を購入するとこれまでの生活スタイルも違ってきます。
それに合わせて、生活費や今後の出費も変わります。
これまでよりも電気代や水道代が高くなるかもしれません。
固定資産税がかかってきたり、将来の修繕費がかかってきたり、新たな出費も増えます。
またお子様の予定があったり、もう既に生まれていれば、将来の学費も一緒に検討していく必要があります。
保険を組んだ時をぜひ思い出してみてください。
その当時の収入や出費に合わせて保険を組んだ方が多いのではないでしょうか。
住宅を購入し生活のペースが変わるので、保険が新たな住宅での生活に合っているものになっているかどうかを確認することは大切です。
ライフスタイルが変わる時は、保険の見直しのタイミングの1つかしれませんね。
見直しが必要な理由をここまで整理してきましたが、では具体的にどうやって保険を見直せばいいのでしょうか?
3つの視点から考えてみようと思います。
まず1つ目は、ライフプランです。
ライフプランとは、日本語に訳すと人生計画。将来に渡りどんな生活をしたいかをイメージして、お金に落とし込みます。
ライフプランを立てる大きな目的があるとすれば、一生を通じて貯金がマイナスにならないようにすることです。
このように書くと当たり前のことのように見えますが、ライフプランを組んでみると老後に赤字になってしまう方は少なくありません。
健康で働き続けられればしっかりと黒字であることは前提ですが、もし万一が起きても赤字にならないようにしておく必要があります。
ライフプランを作ることで最低でもどれぐらい稼げるようにしておけばいいか、支出はどれぐらいに抑えておくのがいいか、などの見通しを立てることができます。
見通しを持って実行するのと、何もしないのとでは将来のお金は大きく変わってきます。
保険を見直す中では、保険による支出は総額でどれぐらいに抑えておいた方がいいかを把握することも非常に大切です。
ライフプランが出来たら、次に必要保障額を確認していきます。
必要保障額の簡単な計算式があります。
必要保障額=今後かかるお金ー既に準備できているお金 です。
今後かかかるお金とは、生活費、教育費、車の買い替え費用、老後のお金などです。
既に準備できているお金とは、遺族年金、貯金、退職金、配偶者の収入、団信などです。
既に準備できているお金にあたる、貯金や配偶者の収入が多ければ、必要保障額は少なくて済みます。
団信に加入するということは、既に準備できているお金がその分多くなるということです。
仮に4,000万円の家を購入し、団信を組むとなると、4,000万円分のお金が既に準備できたのと同じことになります。
団信を組むと必要保障額が少なくなるのがイメージできるのではないかと思います。
最後に保障が重複していないかを確認していきます。
三大疾病特約や就労不能が団信についている場合もあるので、死亡保障以外にも確認が必要です。
ご自身が重視したい保障と、掛け金のバランスを検討していきます。
もし不足する分があれば、保障を追加することも必要になるかもしれません。
必要保障額は遺族年金などの社会保障制度が絡みます。
シミュレーションしながら、できるだけ正確に計算することが大切です。
今回は住宅購入にあたり、保険見直しの必要性について整理してきました。
これらは新築住宅であっても、中古住宅であっても同じです。
ライフプランを立て、団信の仕組みと種類を把握して、必要保障額を割り出す流れがスムーズです。
本来は住宅を購入する前の、家を建てる前の段階でやっておくのがベストです。
なぜなら、いくらまでなら住宅を購入しても生活が圧迫されないかの確認が必要だからです。
それらを把握した上で住宅を購入すると、将来に渡って見通しが持ちやすくなります。
生命保険だけでなく、火災保険も家計に入れて計算するとより確実です。
ライフプランや必要保障額については、社会保障の知識や保険の知識などが必要不可欠です。
これらの知識は、ファイナンシャルプランニング技能士を勉強することで得ることができます。
簡単なシミュレーションソフトもネット上にはありますが、精度は高くありません。
正確にシミュレーションするためには、自分で出来る方は自分で計算方法と、信頼できるファイナンシャルプランナーに相談する方法があります。
住宅と保険をバランスよく進めて頂くための参考になれば幸いです。
2023.10.06
2023.02.18
2021.11.17
2021.10.21
2021.10.15