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2023.10.14
シンプルさの中に、温かみがある北欧風のデザイン。
北欧風のデザインはインテリアを中心に人気を集めていますが、最近では住宅そのものを北欧風にする方も増えています。
けれど外観で北欧感を伝えるためには、どのようなポイントを意識すればいいのか気になりますよね。
そこで本記事では北欧風がそもそもどんなデザインなのかをはじめ、北欧風の外観を作るポイントをお伝えしていきます。
北欧風のデザインはインテリアだけではなく、住宅や文具などいろいろなものがあります。けれど北欧風が、どんなデザインを指すのかご存じですか?
「北欧風」は文字通り、フィンランドやスウェーデン、ノルウェーなどのヨーロッパ北部で生まれたデザインです。
シンプルさを基調とした北欧デザインは、日本でいうシンプルやナチュラルテイストに似ていますが、色使いや細やかなデザインがやや異なります。
シンプルさの中にある“北欧ならでは”のポイントは、くすみカラーが多く、柄には木や花などをモチーフにしたデザインが好まれることです。
北欧風はデザイン面ではなく、機能性も重視されています。
それは北欧の方々が、家での過ごし方や暮らしそのものをとても大切にしているからです。
たとえば、収納を重視して室内をスッキリ見せたり、アクセントカラーや家具で室内を明るく見せたり、暮らしを充実させるために、さまざまな工夫が施されています。
最近インスタグラムや書籍などで注目されている「ヒュッゲ(HYGGE)」も、デンマークやノルウェー語で「居心地よい空間」「楽しい時間」を指す、北欧からきた言葉です。
ナチュラルテイストをベースに、機能性を加えた北欧風。
ここでは外観で北欧風を表現するポイントを、4つお伝えしていきます。
北欧風の外観を作るポイントは、建物の形状や屋根をシンプルにして、スッキリとした見た目にすることです。
建物の形状は長方形やキューブ型で、できるだけ凹凸の少ないデザインにしましょう。
そして形状をシンプルにすると断熱施工や気密施工時に継ぎ目が少なくなり、気密性や断熱性を高めやすくなります。
北欧の家がシンプルな形状なのは、性能を高めるためでもあるのです。
屋根で北欧風を表現するには、三角屋根または陸屋根(ろくやね)を選びましょう。
本場北欧の家は、シンプルな長方形の建物に急勾配の三角屋根が主流。
急勾配な屋根が好まれる理由は、屋根に雪を積もりやすくするためです。
冬に積雪量が多い新潟でも、三角屋根を取り入れれば雪下ろしの負担を減らせるでしょう。
「もっとシンプルさを出したい」という方には、勾配のない陸屋根がおすすめ。
建物の形状がキューブ状になることでシンプルさが際立つのはもちろん、ウッドデッキやウッドルーバーなど他の設備や装飾とも組み合わせやすくなります。
本場の北欧では、赤やえんじ色、濃い緑、黄土色などの、しっかりとした色味の外観が主流です。けれど日本で北欧風の外観を作るのなら、ナチュラルカラーやくすみカラーを選んでみてください。
おすすめなのは、周りの景観とも合わせやすい、白やグレー、ブルーグレーなどの寒色のくすみカラーです。
より北欧風を再現したいのなら、1階部分と2階部分で外壁の色を変えるツートンカラー(バイカラー)を取り入れてみてもいいかもしれません。
その際には2色のうち1色は必ず白を選び、もう1色にくすみカラーを取り入れましょう。
ただしツートンカラーにする場合は、頭で思い浮かべるイメージと仕上がりに差が出る恐れがあるので、必ず住宅会社に依頼して、CGイメージを作成してもらってください。
日本の住宅は、グレーや白の細いサッシが主流ですよね。
けれど北欧風を表現するのなら、おすすめしたいのは白またはウッドカラーで太めのサッシ。
外観が白色ならばウッドカラーのサッシを、色味がある外観ならば白色のサッシを選びましょう。
サッシの素材には、断熱性が高い樹脂または木製がおすすめ。
サッシの断熱性は、木製サッシ>樹脂サッシ>アルミ樹脂複合サッシ>アルミサッシの順に高くなるので、機能性を高めるために、素材にも注目してみてくださいね。
北欧風を外観から作るのなら、シンプルさを意識しながらくすみカラーを取り入れて、北欧ならではの温かみのあるデザインにしましょう。
北欧の暮らしまで再現するのなら、機能性にこだわるのもポイント。
屋根は雪下ろしがしやすい三角屋根を選んだり、サッシには断熱性が高い樹脂サッシや木製サッシを選んだりして、機能性も高めましょう。
今回お伝えしたポイントを押さえて、外観から“北欧らしさ”を表現してくださいね。
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