【平屋特集連動】Mockhouseの平屋特集ページと建築士が選ぶ施工事例10選

リビングやキッチン、寝室、バスルームといった生活に必要な間取りをまとめた1階建ての家を「平屋」といいます。注文住宅を検討しはじめて、インターネットのサイトやSNSを見ていると、広々とした空間や生活動線などがクローズアップされた素敵な写真が目に止まり、憧れる人も多い間取りです。

実際にMockhouseでも施工事例を多く扱っており、特集ページを用意しているほどです。そこで本記事では、本サイトの平屋特集を改めて紹介します。

この記事を書いたひと

小林紘大

新潟市内の工務店で家づくりの実務経験を積んだ後にコウダイ企画室。としてフリーランス建築士として活動中。
「楽しい暮らしは自分でつくる」をモットーに新潟の家づくりを楽しく応援していています。

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平屋の魅力と設計のポイント

平屋には、「階段がないため暮らしやすい」「間取りやデザインの自由度が高い」「災害に強い」「家族の気配や庭を感じやすい」といった、一般的な2階建住宅にはないメリットがたくさんあります。これは、実際に平屋住宅を建てた人の感想や平屋に決めた理由を見ても納得のいくものです。

次のリストは、建築士として携わってきた中で「どんな理由で平屋に決めたのか」を、直接お客さんからお聞きしたものです。

• 2階の必要性に疑問を感じていた（でもロフトは気になっている）
• 生活動線がシンプルで移動もらくちん
• 高齢の人と暮らしており足に持病がある
• 各部屋から屋外（庭）を感じれる
• アウトドアや自然が好きで気に入っている

こうして見ても、平屋が持つ魅力やメリットと、お客さんの要望・住んでみてから気がついた平屋の良さに共通点が多いことがわかります。

https://mockhouse.jp/magazine/279/

https://mockhouse.jp/magazine/277/

平屋特集で見る施工事例集10選

ここからは、Mockhouseの平屋特集ページから抜粋した施工事例集を見ていきましょう。平屋は次のようなポイントに注目してみると、よりイメージしやすくなるのでおすすめです。

• 「中間領域」の作り方
• 建物を小さくして庭を活用する
• 植栽や外構もセットで見てみる
• 窓や窓まわり（カーテンなのか？ブラインドなのか？など）
• 階の上下がないからこそメリハリが大事
• 吹き抜けがあると気持ちいい
• 大開口窓もいいけど窓際ベンチも魅力的
• 多様な居場所で付かず離れず
• あえて廊下を作りプライバシーを確保
• 高さや素材、照明など、さまざまな方法で変化をつける

余白を楽しむ、薪ストーブとガレージの平屋

余白を楽しむ、薪ストーブとガレージの平屋(一級建築士事務所 株式会社山内組 archi labo)

リビングの薪ストーブとインナーガレージにオーナーのやりたいことが詰まったお家です。趣味のマウンテンバイクや薪割り機などもガレージに置き、趣味を思いっきり楽しめる間取りになっています。勾配天井やハイサイドライトで空間の広さや明るさを確保していますね。

茶茂庵

茶茂庵(有限会社　神田陸建築設計事務所)

畳リビングから広がる田園風景が印象的なお家です。金木犀やお香、コーヒーの香りなどが存分に楽しめる古民家のようなデザインが魅力的ですね。設計のポイントとしては、軒を深めに設け日差しの強さを調整しています。思い切って大きく開けた天窓にも注目です。

【平屋＋ロフト】内と外を融合させた空間設計で叶う新しい生活スタイル

【平屋+ロフト】内と外を融合させた空間設計で叶う新しい生活スタイル(DETAIL HOME（ディテールホーム）)

のびのびと歩けるテラスが気持ちよさそうです。白基調の外壁に無垢素材のコントラストも明るさを強調しています。勾配天井にハイサイドライトを設け、日差しを上手く取り込んでいます。広々とした空間づくりも平屋のポイントですね。

中と外をゆるやかに繋ぐ『平屋の暮らし』

中と外をゆるやかに繋ぐ『平屋の暮らし』(大きな森　(株)永井工業　住宅事業部)

コノ字型の中庭を作り、どの部屋からでもアクセスできるようになっています。平屋は2階がないためプライバシー確保のためにコノ字型のような間取りを採用することも多いです。家の中から見ると、生活動線をしっかりと確保しながら、庭を感じれるようになっていますね。

まちなかで自然と暮らす新しい平屋

まちなかで自然と暮らす新しい平屋(まちなか平屋計画)

玄関から庭に出るところが「土間タイプ」になっています。玄関にある程度のスペースを設けることで、屋内と屋外の境界線になっています。これも最初に紹介した「中間領域の作り方」のひとつですね。ウッドデッキと中庭、外構部も綺麗に作り込まれています。リビングには薪ストーブを設置し、家全体のコンセプトがしっかりとまとまっていますね。

大きなカウンターテーブルのあるお家

大きなカウンターテーブルのあるお家(オフィスHanako株式会社)

白基調と木目のデザインに統一された内装が綺麗です。家具やカーテンの色も揃えていますね。しっかりと計算された生活動線で住み心地の良さそうな平屋です。キッチン周りに大きく設置されたカウンターテーブルが、この家の「付かず離れず」な居場所つくりのポイントになっています。

景色を楽しむ平屋の家

景色を楽しむ平屋の家(有限会社丸正建設)

大きめのウッドデッキが印象的なお家です。リビングの掃き出し窓や玄関からもアクセスできるため、家族の居場所としてしっかりと機能しています。内装はキッチンから床材、天井まで同じ色調で統一した木目デザインが心地よさそう。小さな和室も用意されており、バランスの取れた間取りです。

ミニマルな暮らしを実現する機能的な平屋住宅

ミニマルな暮らしを実現する機能的な平屋住宅(エースホーム下越店)

床材と天井、外観のデザインを統一したちょうどいいサイズです。小さなテラスや玄関、キッチンに寝室と必要最低限な間取りで機能的な平屋に仕上がっています。高い天井にむき出しの大きな梁がアクセントになっていて、見た目以上に広々とした空間を感じられそうです。

三角形の箱をイメージした家

三角形の箱をイメージした家(フクダハウジング株式会社)

四角い箱を横に切ったようなシンプルなデザインが印象的な平屋です。外構から玄関までのアプローチも綺麗に整理され、すっきりとまとまっていますね。リビングダイニングは道路に面していますが、庭を木塀で塞いでいるため、視線が気になりません。

眺めを楽しむタイル張りの平屋住宅

眺めを楽しむタイル張りの平屋住宅(クレバリーホーム新潟　(株)又助組)

まず、外観と敷地の広さに目を引きます。周囲が自然に囲まれた眺めの良い場所に、全面タイル張りのシックな雰囲気の平屋が佇む様子が素敵ですね。屋内は、壁紙と床材の色味を近付け、開放的で明るい空間になっています。

まだまだあるMockhouseの「平屋特集」

平屋を検討する場合は、平屋に精通した提案力を持った建築士や住宅会社選びが重要です。1階だけで生活に必要なすべての設備をまかなうため、コストは割高になってしまいますが、それを超えた魅力もたくさんあります。住みやすさはもちろん、新潟県の四季をより身近に感じられるのは、平屋ならではです。

Mockhouseの「平屋特集」ページには、まだまだ平屋の施工事例を用意しています。すべて新潟県内にある平屋です。ぜひ、1度ご覧になってみてくださいね。