新築の天井高さはどう決める?メリットとデメリットから考えてみよう
2023.10.14
家づくりでは、インテリアやエクステリアを考える前に、「お家全体のテイスト」を決めなければなりません。
お家全体のテイストを決めてからでないと、お部屋同士、インテリア同士が反発し合うかもしれません。
和風や洋風から、シンプルやヴィンテージまで、最近はいろいろなテイストのお家があります。どのお家も魅力的で、テイストがなかなか決められない方も多いかもしれません。
今回は、和風のお家・和モダンなお家の魅力を、たくさんの写真付きで紹介します。
畳の上で大の字になって寝そべるひと時…
縁側で、沈む夕日を見ながら涼むひと時…
和の心が感じられるお家では、そんな贅沢なひと時が過ごせます。
古き良き日本の暮らしが楽しめるお家の建て方を、写真付きで解説します。
最初に紹介するのは「和と洋の溶け合う心地いい暮らし」がテーマのこちらのお宅です。
外壁の黒い部分を、よく見てみてください。枯山水のような波紋は見えましたか?
目立たないよう、さりげなく入れた枯山水が和モダンの雰囲気を高めます。
LDKで無垢の木と間接照明を多用し、心が和む空間を演出しています。
壁紙は真っ白ではなく、限りなく白に近いオフホワイトを採用。あたたかみのある空間をつくるために、色使いにはこだわりました。
照明の色を調整することもできます。夜は蛍光灯のような真っ白な光よりも、電球に近い、オレンジがかった光がおすすめです。
心が落ち着き、寝つきも良くなるでしょう。
LDKの一角には、本格的な和室も作りました。和室とリビングの境目には段差を作らず、引き戸も広く開けるようにしています。
開口を大きく取ることで、開放感と「和と洋の融合」を演出しました。
和室には背の低い、横長の窓を設置しました。外の景色や視線を気にせず、ゆったりとくつろぐための工夫です。
窓の上に設けた木目の美しい木の棚も、和の雰囲気を高めてくれます。
続いては、大きな片流れ屋根が目を引く「二世帯で住まう和モダン平屋住宅」を紹介します。
広い敷地と、建物に段差の少ない平屋ならではの特徴を活かして、モダンな外観に仕上げました。
お家の形や色使いを限りなくシンプルにすることで、片流れ屋根の傾斜とお庭の芝生や植栽を引き立てています。
玄関には、靴を履いたまま入れるクロークを設置。
お家の中が「物が投げっぱなし」の状態にならないよう、玄関に上がる前にコートやアウトドア用品を片付けられるようにしました。
LDKの天井は一段高くし、間接照明をふんだんに使っています。
間接照明で照らされた空間では、光と影のコントラストが際立ち、モダンな印象が高まります。
テーブルを直接照らすダウンライトもあるので、食事や書き物をするときも困りません。
リビング壁面には、木目のはっきりした木を使った、オリジナルの飾り棚を造り付けました。
写真のように物を減らして、インテリアとして活用するも良し。収納力抜群なので、本や小物もたくさん片づけるのも良しです。
こちらの「どこにいても家族を感じられる住まい」では、家中の空間がつながるよう、お家の中の間仕切りを極力排除しました。
吹き抜けの天井は開放感があり、2階からは1階にいる家族の、1階からは2階にいる家族の気配を感じられます。
大きな十字窓は、部屋全体を上品に見せるアクセントとしても、明かり取りとしても大活躍です。
カントリー風なLDKとは正反対に、玄関ホールは純和風に仕上げました。
窓を格子窓にし、玄関を入ってすぐの場所に曲がり角を設けることで、廊下に入る自然光の量を抑えました。
光を抑え、上品な薄暗さを演出するための工夫です。
和室も玄関と同じく、光の使い方にこだわりました。
テーブルを中心に、ぼんやりとした明かりで照らされた、わびさびを感じられる和室です。
続いて紹介する「仕切ることで得る開放感、今どきの農家キッチン」は、カントリーな雰囲気と和のテイストを融合させた、和モダンなお宅です。
裸電球にタイルの壁、格子窓と、外国の農家のようなインテリアで統一。あえて古さを取り入れることで、おしゃれな「今どきの農家」を演出しました。
農作業で疲れた身体を癒してくれるのが、カントリーなキッチンで楽しむコーヒータイム。
畑には陽を遮るものがなく、身体は常に日光を浴びています。
日差しで疲れた身体が休まるよう、キッチンの窓は小さくして、ほんのり暗い空間をつくることにしました。
玄関を上がってすぐの場所には、縁側風の縦長な和室を作りました。
障子を通して差してくるやわらかな陽光が、畳や木目のはっきりした床板によく映えます。
書斎兼居室のこちらのお部屋でも、光の入り方に気を配りました。
木のブラインドを通して差し込む夕日が、光と影のコントラストを生み出します。
ご家族と一緒にお喋りをしたり、一人静かに本を読んだり、穏やかな時間を過ごせる空間です。
最後に紹介するのは、自然な味わいを活かした木材の中に、さりげなく和のテイストを織り交ぜたこちらのお宅。
木目のはっきりした、やさしい色味の木材を多用することで、あたたかな空間を演出しました。
解放感あふれる吹き抜けの天井を見上げると、木製のシーリングファンが目を引きます。
キッチンカウンターを照らすのは、かわいらしい丸みを帯びた和風のランプ。
インテリアが互いに引き立て合うよう、一つひとつのアイテムをこだわって選びました。
吹き抜けの2階部分には、大きなデスクを作りつけました。
リビングでくつろいだり、廊下を歩いたりする家族の気配を感じながら、勉強やちょっとした作業に取り組めます。
階段では手すりに間接照明をつけることで、幻想的な明かりを演出。木目のはっきりした床板とも相性抜群の、和モダンな照明使いです。
長い歴史の中で、日本人の遺伝子には畳や無垢の木への郷愁が刻み込まれてきました。
日本家屋や和の文化に惚れ、海外から日本に移り住んだ方もたくさんいます。
「古き良き日本の暮らし」に憧れる人は多いはず。
しかし、利便性を追求した洋風なお家、異国情緒漂うカントリー調のお家も捨てがたいです。
そんな方におすすめなのが、和モダンのお家です。
本記事を読んで和風のお家・和モダンなお家が気になった方は、モデルハウスや住宅展示場に行ってみて、実際のお家も見てみてください。
モックハウスマガジンでは、他のテイストのお家も写真付きで紹介しています。和風・和モダン以外のテイストも気になる方は、ぜひご覧ください。
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