新築の天井高さはどう決める?メリットとデメリットから考えてみよう
2023.10.14
初めてのキッチン選び。「ワークトップの種類を決めてください」と言われても、どれにすればいいのか悩んでしまいますよね。
ワークトップの種類には、人造大理石やステンレス、セラミックなどのさまざまな種類があり、選ぶ素材によって見た目や特徴も異なります。
本記事ではワークトップで「どの素材を選べばいいかわからない」と悩んでいる方のために、ワークトップの種類や特徴をお伝えします。
ワークトップを選ぶポイントにも触れているので、最後まで目を通してみてください。
ワークトップは、システムキッチンのシンクからコンロまでの調理台の上に乗せてある作業板です。
メーカーによっては、「天板」や「カウンタートップ」と呼ばれることもあります。
ワークトップの大きな役割は、調理時に作業台やカウンターとして使うことです。
しかし、ワークトップの役割はそれだけではありません。
ワークトップはキッチン上台のほとんどの面積を占めているため、選ぶ素材やカラーによってキッチンのイメージが左右される、インテリア的にも重要な部分なのです。
次からは記事の本題である、ワークトップの種類や特徴を見てみましょう。
一口に「ワークトップ」と言ってもさまざまな種類があるので、どれを選べばいいのか悩んでしまうと思います。
細かい仕様を決める前に、まずはワークトップの種類と特徴を確認しておきましょう。
ワークトップのなかでも人気が高いのが、人造大理石です。
その名の通り、人口的に作られた大理石で、大理石とポリエステル樹脂やアクリル樹脂などの樹脂を主成分としています。
人造大理石は天然大理石に比べると、比較的安価に設置できることがメリットです。
カラーもホワイト系の柔らかいカラーが多いので、部屋のインテリアと合わせやすいことも人気のポイント。
しかし、耐熱性が低く、熱い鍋ややかんを置いてしまうと焦げ付いてしまうことや、液体シミがつきやすいことがデメリットとして挙げられます。
キッチンが普及し始めた時代から、今もなお根強い人気を誇っているのが、ステンレスです。
耐熱性・耐水性・耐久性など、キッチンに必要な要素をすべて持ち合わせています。
掃除の際には研磨剤を使って磨くだけでキレイになることや、熱い鍋ややかんを置いてしまっても焦げ付かないことがメリットです。
一方で、水垢が目立ちやすいことや、使っているうちに小さなキズがついてしまうことがデメリットとして挙げられます。
クォーツストーンは、天然石の水晶(クォーツ)を90%以上含んでいる人造石です。
水晶を砕石し、色付けをしたあとに樹脂で固めているため、人造大理石よりも天然素材に近く、色柄のバリエーションも豊富です。
水を弾く性質があるので、汚れやシミもつきにくく、水拭きするだけでもきれいになります。
使いやすく、見た目の高級感も楽しめる素材ではありますが、それ相応に値段が高いことがデメリットです。
セラミックのワークトップは、大きなタイルがキッチンに乗っているようなイメージのワークトップです。
表面には焼き物特有の凹凸があり、手触りもザラザラとしています。
耐熱性・耐久性にとても優れており、強度は金属をも超えるため、タワシで強く擦ったとしてもほとんど傷がつきません。
さらに、汚れが染み込むこともないので、掃除が楽なこともうれしいポイントです。
そんな高性能のセラミックですが、やはり高性能な分、値段も高くなってしまいます。
そのため、低コストで抑えたい方には適していません。
レトロやモダン、北欧風の家と相性がよく、デザイン性が高いのが、タイルを使ったワークトップです。
耐熱性・耐水性にも優れており、油汚れもサッと水拭きするだけできれいになります。
デザインやカラーバリエーションも豊富なので、自分の好みに合わせたワークトップを作れることも大きなメリットです。
しかし、硬いものを落とすとタイルが割れたりヒビが入ったりしてしまうなど、衝撃に弱いことがデメリットとして挙げられます。
ウッドのワークトップはログハウス系の家や北欧風の家と相性がよく、デザイン性の高い素材です。
人造大理石やステンレスに比べると、初期費用を抑えることができます。
しかし、キッチンに必要な耐熱性・耐水性・耐久性・耐衝撃性は優れておらず、定期的なメンテナンスも必要です。
デメリットばかりが目立ってしまいますが、ウッドを使うことでキッチンのイメージが柔らかくなり、温かみのある空間になります。
ウッドは機能性よりもデザイン性を重視される方に、おすすめの素材です。
天然石のワークトップは、御影石や大理石などの天然素材を100%使って作られています。
人造大理石では出せない高級感や重量感があることが、天然石の魅力です。
さらに、耐水性・耐熱性・強度にも優れています。
しかし、天然石の表面には無数の穴(気孔)があいているので、水や汚れが入るこむとシミになってしまうことがあります。
水を扱うことが多いキッチンでは、耐汚性が低いことは大きなデメリットと言えるでしょう。
さらに、天然石は素材の値段が高いだけではなく、施工費や搬入費が別途かかるため、キッチン総額がとても高くなってしまうことが多いようです。
メラミンのワークトップは、合板にメラミン化粧板を貼り付けて作っています。
耐水性・耐熱性に優れていて、他の素材に比べると比較的安く、コストパフォーマンスがいいこともメリットです。
また、デザインもとても豊富で、本物の天然石のような型押し加工を施すこともできます。
しかし、メラミンは経年劣化とともに、剥がれたり破れたりしてしまうことがデメリットです。
一部の剥がれでもDIYで補修することは難しく、業者にリフォームを依頼しなければなりません。
ワークトップの素材を選ぶときには、以下のようなポイントを考えてみてください。
キッチンのワークトップは、主に「作業台」として使います。
キッチンは毎日使う場所なので、使いやすさや手入れのしやすさを考えて選ぶことが大切です。
しかし、ワークトップを選ぶうえで重要なのは、使いやすさだけでありません。
ワークトップは一枚天板なので、シンクからコンロまで繋がっています。
そのため、選ぶ素材やカラーによって、キッチンのイメージは大きく左右されるのです。
機能性ばかりを重視して家のイメージに合わないものを選んでしまうと、キッチンだけが室内で浮いてしまいます。
ワークトップの素材を選ぶうえで、デザイン性も外せないポイントなのです。
そして、最後に費用。システムキッチンはオプションの選択がとても多い設備です。引き出しの種類や取手の形、水栓、コンロまで、すべてを自分で選択します。
すべてに費用をかけられればいいですが、なかなかそうもいきませんよね。
よって、ワークトップの素材を決めるときには「機能性・デザイン性・費用」、これらの3つのバランスを考えながら選びましょう。
本記事では、ワークトップの種類と特徴、素材選びのポイントについてお伝えしてきました。
ワークトップは調理台やカウンターとして使う部分ですが、カラーや素材によってキッチンのイメージもガラリと変わります。
機能性はもちろんのこと、「家の雰囲気に合うか」「キッチンに統一性があるか」などのインテリア面も考えながら、ワークトップの素材を選びましょう。
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