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新築で人気のニッチとは?作るときの注意点も解説

新築で人気のニッチとは?作るときの注意点も解説
街中のさんかくハウス【関屋浜松町の家】(株式会社Ag-工務店)
2023.08.02

新築で人気のニッチとは?作るときの注意点も解説

壁の一部分をくり抜いて作る「ニッチ」。
ニッチはアイデア次第でとても使い勝手のいいスペースになりますが、“壁をくり抜く”ことで出てくる注意点もあります。

そこで本記事ではニッチの基礎知識をはじめ、注意点をお伝えしていきます。
ニッチを作りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

この記事を書いたひと
いもと ちひろ
いもと ちひろ

建築科卒の住宅×金融専門ライター。子供に「おかえり」が言える仕事を探してライターの道へ。大学で得た経験とFP資格の知識を活かし、家づくり、水回り設備、エクステリア、火災保険、相続など、住宅にまつわる幅広い記事を中心に活動中

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新築で人気の「ニッチ」とは?

まずは、ニッチの定義と魅力をお伝えします。

壁をくり抜いて作ったスペースのこと

冒頭でも説明したように、ニッチは「壁をくり抜いて作ったスペース」のことです。
壁を5〜10cmほどくり抜いた部分を、収納やディスプレイスペースとして活用します。

ニッチの形状に決まりはなく、正方形や長方形、アーチ形など好きな形にできるので、住宅のテイストに合わせたデザインにできます。

ニッチの魅力

ニッチの魅力は、場所を取らずに収納スペースを確保できることです。

壁面に物を飾ったり収納したりするためには、壁掛け用のフックや飾り棚を設置するのが一般的。
けれどその場合、壁に出っぱりができて動線の妨げになったり、部屋に圧迫感が出たりすることもあります。

けれどニッチなら壁に出っぱりができないので、邪魔になることも室内に圧迫感が出る心配もありません。
壁のくぼみを活用して、インテリア用品やスイッチ、スリッパ、マガジン、キッチン用品などのさまざまなものを収納したり飾ったりできます。

新築でニッチを作るときに知っておきたい注意点

収納スペースやディスプレイスペースとして人気のニッチですが、“壁をくり抜く”という点で気を付けておきたいポイントもあります。

ここでは、ニッチを作るときの注意点をお伝えしていきます。

耐力壁には施工できない

「耐力壁」は、住宅を支える壁のことです。
地震や風圧などの揺れに耐えるために重要な壁なので、ほんの一部分だとしても、くり抜けません。

壁さえあれば施工できると思われがちなニッチですが、“くり抜ける壁”と“くり抜けない壁”があることを覚えておきましょう。

建物の外周面の壁には施工できない

住宅の外周面の壁には、室内の温度を保ち、外部からの温度影響を伝わりにくくするために断熱材が施工されています。

断熱材も耐力壁と同様に、“くり抜けない壁”です。
ニッチを作るために壁をくり抜いてしまうと、断熱材が施工できなくなるので、基本的に建物の外周面にはニッチを施工できません。

どうしても外周面にニッチを作りたいときには、部分的に壁を厚くするなど断熱材に影響しないように工夫が必要です。

音が伝わりやすくなる

壁の一部分をくり抜くニッチは壁に薄い部分ができるため、どうしても隣室に音が伝わりやすくなってしまいます。
たとえばトイレを隔てる壁にニッチを施工した場合は、トイレの流水音が隣室に聞こえる可能性があり、子ども部屋にニッチを作った場合も、子ども部屋からの音漏れが気になるかもしれません。

トイレの水を流す音や個室からの音漏れは、意外と気になるものです。
ニッチを作るときには、隣の部屋との関係性も考えながら施工位置を考えましょう。

構造計算ができたタイミングで施工場所を考える

ここまで説明したように、ニッチはどこにでも施工できるわけではありません。
場所によっては耐震性や防音性を低下させてしまう恐れがあるため、希望場所にニッチを作れないケースも出てくるでしょう。

ニッチの施工位置を考えるベストなタイミングは、間取りが決まり、構造計算がある程度できたときです。
構造や断熱性、耐震性などに問題がない場所の中から、ニッチを作る位置を考えましょう。

ホコリがたまりやすい

ニッチに限ったことではありませんが、収納棚にはホコリが溜まりやすく、掃除をサボるとすぐにホコリまみれになってしまいます。

ニッチを作るのなら、週1回程度は拭き掃除をするのが理想です。
物を移動させてサッとモップや布巾で拭き取るだけで、すぐにきれいになります。

掃除に時間が取れない方や掃除が苦手な方は、ニッチに扉をつけて、埋め込み型の収納棚にするのもひとつの手です。

注意点を確認したうえでニッチの施工を!

空間を有効活用できるニッチは、注意点を知ったうえで作れば、収納スペースやディスプレイスペースとしての使いやすさは抜群です。

けれど、構造上の問題だったり音漏れだったり、壁をくり抜くからこそ出てくる注意点もあります。
“くり抜ける壁”と“くり抜けない壁”があることも、必ず覚えておきましょう。

ニッチで悩んだときには、住宅会社に相談するのが1番です。
住宅会社と相談しながら、ニッチの施工場所を考えてみてくださいね。

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