新築の天井高さはどう決める?メリットとデメリットから考えてみよう
2023.10.14
モデルハウスやカフェなどでよく見かける、V字柄がおしゃれな「ヘリンボーン床」。
部屋のアクセントとして、ぜひ住宅にも取り入れたいですよね。
けれどヘリンボーン床には、いくつか注意点もあります。
本記事では、ヘリンボーン床の特徴をはじめ、新築で取り入れるときの注意点を解説していきます。
ヘリンボーン床が気になっている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
木材を短くカットし、V字のように重ね合わせたヘリンボーン床。
語源は「herring(ニシン)」「bone(骨)」で、文字通り“魚の骨”に見えることから「ヘリンボーン」と名付けられました。
ヘリンボーン床の特徴は、V字柄によって床に視覚的な変化と重厚感が出ることです。
パッと見たときには「独特だな」という印象を受けますが、選ぶ木材や色によってヴィンテージやアメカジ、ブルックリン、北欧、ホテルライクなど、いろいろなテイストに合わせられます。
ヘリンボーン床には「ヘリンボーン」と「フレンチヘリンボーン」の2種類あり、同じヘリンボーン床でも少しデザインが異なります。
ヘリンボーン床は、短くカットした木材をV字になるように、90度で組み合わせて配置するデザインです。
床全体に柄が入っても室内がゴチャつかず、不思議と柔らかく見えることが特徴です。
木材には淡い色を選択すれば、北欧風やホテルライクなホワイトインテリアにも合わせられます。
木材の角を45度になるようにカットし、組み合わせたのが「フレンチヘリンボーン」のデザインです。
角を合わせた部分が一直線になるので、ヘリンボーンよりもシャープな印象に仕上がります。
濃い色と合わせたり、濃淡で見た目に変化を出したりできるので、ブルックリン風やアメカジ風で、床の色柄をしっかりと目立たせたいときにおすすめです。
ヘリンボーン床に使える素材といえば木材のイメージがありますが、次のように、さまざまな素材を選ぶことができます。
同じヘリンボーン床でも、選ぶ素材によって印象がとても変わります。
たとえばリビングや寝室に施工するのなら、温かみと木の素材感が感じられる無垢材や集成材がおすすめです。
洗面所やキッチンなどの水を使う場所には、木材よりも耐水性が高いフロアタイルが適しています。
費用が厳しいときには、シートを貼るだけで施工できるクッションフロアがおすすめです。無垢材や集成材と比べて、大きく費用を抑えることができます。
ただしクッションフロアの場合プリント感は否めず、施工面積が広いと安っぽく見える心配があるため、リビングへの施工はあまりおすすめできません。
それぞれの特徴や見え方、施工場所を考えながら、どの素材が適しているかを考えてみてください。
とてもおしゃれで個性的なヘリンボーン床ですが、新築に取り入れるときにはいくつか注意点もあります。
ヘリンボーン床の注意点は、視覚的に室内が狭く見えることです。
特に室内面積が狭いときや、木材に濃い色を選んだときには要注意。
柄と色の特性によって、本来の面積よりも室内が狭く感じてしまうかもしれません。
圧迫感を少しでも解消するためには、膨張効果がある明るいトーンの床材を選ぶのが効果的です。
ヘリンボーン床は接着剤が多く必要で、施工に手間もかかることから、フローリングよりも費用と時間がかかることがほとんどです。
選ぶ素材によって費用の上がり幅は異なりますが、無垢材を選ぶ場合はフローリングの1.5〜2倍程度は高くなります。
ヘリンボーン床を検討している方は、費用と工期を必ず確認しておきましょう。
新築でヘリンボーン床を取り入れるとき、1番注意したいのが「床暖房」との相性です。
無垢材のヘリンボーン床にする場合は、床暖房の熱で木材が変形してしまうことや、暖房の効きが悪くなってしまうことがあります。
床暖房を希望する方は、必ず床暖房の設置を住宅会社に相談し、床暖房対応のヘリンボーン床を選択してください。
ヘリンボーン床を選択する時点で住宅会社から注意を受けるとは思いますが、自分の知識としても「ヘリンボーン床 × 床暖房には注意」と覚えておくと安心です。
床に張るだけで部屋がおしゃれに見えるヘリンボーン床は、「部屋にアクセントがほしい」「個性を出したい」ときにおすすめです。
リビングだけではなく、寝室やキッチン、クローゼットの中など、部分的に施工する方も増えてきています。
ただし、コストと工期がかかることや、床暖房との相性に注意が必要です。
ヘリンボーン床を取り入れるときには、住宅会社と相談しながら施工場所や素材を考えていきましょう。
2023.10.14
2023.10.13
2023.10.04
2023.09.29
2023.09.27
2023.09.15