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意外と難しいカーテン選び。新築時に気を付けるポイントは?

意外と難しいカーテン選び。新築時に気を付けるポイントは?
2023.05.17

「窓のサイズさえ測っておけば大丈夫」と考えがちなカーテン。
実は失敗している方がとても多いことをご存じですか?

せっかく注文住宅を建てるのなら、カーテンまでしっかりとこだわりたいですよね。
本記事では、カーテンでよくある失敗例と、新築時のカーテン選びで気を付けるポイントを紹介していきます。

これからカーテンを決める方は、ぜひ参考にしてください。

この記事を書いたひと
いもと ちひろ
いもと ちひろ

建築科卒の住宅×金融専門ライター。子供に「おかえり」が言える仕事を探してライターの道へ。大学で得た経験とFP資格の知識を活かし、家づくり、水回り設備、エクステリア、火災保険、相続など、住宅にまつわる幅広い記事を中心に活動中

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新築でよくあるカーテンの失敗例

カーテン選びで失敗しないためには、失敗例から学ぶことが大切です。
まずは、カーテン選びでよくある失敗例を紹介していきます。

幅と丈を間違えた

カーテン選びでとても多いのが、カーテンの幅と丈が合わない“サイズ間違え”です。
この間違いの多くがカーテンを選ぶときに、「窓のサイズ=カーテン幅・丈」で考えていることで起こります。

カーテンのサイズを決めるのは、窓のサイズではなく、
・カーテンレールの幅
・カーテンレールから床までの高さ
の2つです。

カーテン幅の目安は「カーテンレールの長さ×1.05」なので、カーテンレールが200cmあるのならカーテン幅の目安は210cm。

カーテンの絵柄やひだの枚数にもよりますが、カーテンレールの長さよりも少し大きいサイズを購入しておくと安心です。

機能面を考えていなかった

カーテン選びでサイズ間違いの次に多いのが、“部屋に適さないカーテンを選んでしまうこと”です。

たとえば、
・寝室に遮光性のないカーテンを選んでしまって、明け方に眩しくて目が覚める
・リビングに遮像効果のないカーテンを設置したせいで、外から室内が丸見え
・ウォッシャブルではないカーテンを買ってしまったため、自宅で洗濯できない
などが挙げられます。

カーテンを設置する目的は「室内を隠す(遮像)」ことがメインですが、それだけではありません。

機能面を考えずにデザインや色だけでカーテンを選んでしまうと、暮らしにくさを感じてしまうことも……
見た目ももちろん大切ですが、カーテンを決めるときには、その部屋にほしい効果を考えて選ぶことも忘れてはいけません。

イメージと違った

ネット写真やカタログだけを見てカーテンを決めた方に多いのが、“イメージと違った”という失敗例です。

壁紙や床材を決めるときと同じように、写真や柄の一部だけのイメージと、その色柄が窓全体を覆ったときのイメージには大きな差が出ます。

柄だけを切り取ったデザインはおしゃれに見えても、実際に取り付けてみると室内がゴチャついて見えたり、室内で浮いてしまったりすることはよくあります。

写真だけで取り付けイメージをするのはとても難しいので、できればショールームで実物を確認しておきましょう。

新築でカーテンを選ぶときの3つのポイント

サイズ間違いや機能面の見落とし、取り付けイメージとの差による失敗が多いことがわかりました。

ではカーテンを選ぶときには、どんなことに気を付ければいいのでしょうか?

1:住宅会社と相談しながら決める

カーテン選びで失敗しないためには、住宅会社と相談しながら決めるのが1番です。

注文住宅の場合は窓の形状や大きさ、設置位置まですべて自由に決められますが、カーテン選びが難しいことがデメリットと言えます。

窓のサイズは把握しているものの、「どんなカーテンが合うのかわからない」と悩む方も少なくありません。

カーテン選びで悩まず失敗も避けるためには、窓を決める段階でカーテンの種類まで決めておくのがおすすめです。

窓の特徴も考えながら、どんなカーテンが適しているのかを住宅会社の担当と相談しながら考えてみてください。

窓にはどんな種類がある?新築で後悔しない窓の選び方

2:部屋の役割に合わせた機能を選ぶ

カーテン選びで大切なのは、部屋の役割に合わせた機能を選ぶことです。
まずはカーテンの役割と機能を見てみましょう。

  • 日光を防ぐ(遮光)
  • 紫外線を防ぐ(UVカット)
  • 火災時に燃えにくくする(防炎)
  • 冷暖房効率を上げる(遮熱)
  • 室内の音を漏れにくくする(遮音)

たとえば過ごす時間がもっとも多いリビングは、外からの視線を考えて遮像やミラー効果のあるカーテンを。
寝室や子ども部屋では朝までぐっすり眠るために、遮光性が高いカーテンにするなど、部屋の役割から必要な機能を選ぶことが大切です。

カーテンの機能を知り、その部屋に適したものを選びましょう。

3:内装やインテリアとの調和を考える

カーテンを選ぶときには、内装やインテリアとテイストを合わせることも大切です。

極端な例ではありますが、室内のイメージはアメカジ風なのに、カーテンには花柄を選んでしまうと室内インテリアの調和が取れません。

カーテンの色柄は好きなものを選ぶこともとても大切ですが、室内のテイストと合わせることも、とても大切です。

取り付け後のイメージが心配なときには、住宅会社やカーテンメーカーのコーディネーターに相談しながら考えてみてください。

カーテン選びで悩んだらプロに相談するのが1番!

失敗例を見てわかるように、カーテン選びは意外に難しく、失敗がとても多いのです。
既製品ならば返品や交換ができる場合もありますが、オーダーの場合は間違えてしまうと再度購入が必要になることもあります。

新築のカーテン選びで大切なのは、悩んだときには住宅会社やカーテンメーカーのコーディネーターなどの“プロ”に任せること。

窓の形状やサイズを考えるときから、カーテンの設置まで考えておくと安心です。
本記事を参考に、後悔のないカーテン選びをしてくださいね。

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