「省令準耐火構造」の基準や性能を解説! メリットやデメリットも
2023.10.29
工務店探しは、家づくりのなかでも特に悩むところです。
どんな住宅会社に依頼するかで、完成後の満足度も大きく変わってくるところでしょう。
それだけに、慎重になってしまいなかなか上手くいかずに困っている人も多いかもしれません。
新潟県内だけでも工務店は複数存在し、施工事例やサービス内容をみても、判断が難しいところです。
そこで本記事では、「工務店の探し方・選び方」について解説します。
実際に工務店に行ったとき、どんなところをみて判断したらいいのかといったポイントや、店舗に行くまえの準備についても紹介していますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
ひと昔まえの工務店探しは、住宅情報専門誌やポスティングチラシなどから取っ掛かりをつかんでいくという方法が主流でしたが、最近はインターネットがおもな情報収集源となっています。
一般的に、大手ハウスメーカーに比べ宣伝広告費をかけられないのが、地方の地域密着型工務店というイメージです。
ですが現在では、自社の公式サイトはもちろん、Instagramできれいな施工事例をたくさん掲載していたり、Twitterで積極的に情報発信をしている工務店もたくさんあります。
家づくりを本格的に検討しているなら、まずはインターネットを使ってどんどん情報収集することろから始めましょう。
モックハウスマガジンでも、工務店や施工事例、インターネットで工務店選びをするときのコツをまとめています。
よかったら、そちらも読んでみてください。
インターネットでの情報収集は、人によっては楽しい作業になるかもしれません。
工務店が発信している自慢の施工事例は、どれもとてもきれいで魅力的です。
地元で探しているなら、みなさんのご友人や親族の家を建てた工務店を見かけることもあるでしょう。
たいへん興味深く、家づくりへの意欲をかき立ててくれます。
ですが、そのテンションのまま、勢いで工務店の実店舗に行くのはあまりおすすめできません。
行動に移すまえに、次の3つについて確認してみてくださいね。
資金計画はしっかりとまとまっているでしょうか。
身も蓋もない話かもしれませんが、家づくりは「なにはなくともお金」です。
こまかな配分などは計画が進んでからも調整できますが、使えるお金…つまり「予算」だけは最初にはっきりと決めておきましょう。
使えるお金の見積もりが決まっていなければ、相手がどんなに経験豊富で信頼できる工務店であったとしても、話は絶対に進みません。
はじめて家づくりを経験する人にとって、「どんな家を建てたらいいのか」を具体的に考えるのは難しいかもしれません。
本記事でおすすめしたいのは、「ほしい暮らし」をよりリアルにイメージしていくことです。
特に、「住みたい家」か「住みたい土地(場所)」は、しっかり決めていくと話がまとまりやすくなります。
「どんな家に住みたいか」はイメージしやすいですが、実は「どんな場所に住みたいか」も家づくりにとても重要な要素です。
ライフスタイルや将来設計などふまえて、じっくり考えてみましょう。
3つ目のポイントは、家族と意見を統一していくことです。
施主の家族(多くの場合、パートナー)と、どんな暮らしにして、どのくらいのお金をかけていくかをできるだけこまかく決めていってほしいと思います。
また、双方のご両親やご親族の方にも、話だけでもしておくと、後々トラブルが少なくて済みますね。
ここからは、実際に工務店の実店舗選びについて解説します。
ポイントは大きく分けると、「お店について」と「担当者について」の2つです。
順番にみていきましょう。
ここでは、工務店の「どこを見るべきか」について解説します。
具体的には、担当者への質問として、次のような事柄について尋ねてみてください。
この2つの質問は、工務店の規模と住宅のどんなところを重視しているか、という基本情報がわかります。
そして突然質問するには少しやりにくいですが、話が弾むようなら次の質問もおすすめです。
この質問は、先ほどの質問と組み合わせると工務店の「管理体制」がわかります。
たとえば、年間の建築棟数を監督の人数で割ってみます。A社もB社も年間50棟建てているとしましょう。
といった予測が立てられます。
重要なのは、「自分に合った工務店を選ぶこと」なので、A社とB社どちらが良いか悪いか、ということではありません。
また、紹介した質問ですべてが判断できるわけではないことも理解しておきましょう。
現場の生産体制やアフターメンテナンス体制なども重要です。
たとえば、大工さんがパートナー大工か、社員大工かといったことはあまり関係ありません。どんな姿勢で取り組んでいるかといった観点で観察します。
アフターメンテナンス体制も重視したいポイントです。かならず質問してみましょう。
商品説明ではなく「体制」がわかるような質問内容を選ぶのがコツです。
人によって見るポイントは違いますが、工務店の「管理体制」は、実際のサービス全体にかかわるところですので、できるだけ確認しておきたいですね。
次は、営業担当者についてです。
家づくりがスタートすると、担当になった営業マンとやり取りする回数が増えます。
営業担当者は「みなさん(施主)との相性」と「家づくりへの姿勢」を観察してみましょう。
たとえば、みなさんが気になっている工務店主催の「完成見学会」に行ったとします。
現場には、営業担当者がいます。
これから自分の家づくりを依頼するかもしれない相手です。
そんなときは、次の質問をしてみてください。
2つの質問からは、営業担当者のスタンスと、どのくらいヒアリングする能力があるかといったところがわかります。
あまりヒアリングしない人もいれば、こまかに内容を詰める人もいます。
どちらがダメということではありません。
自分と相性がよいかなど、営業担当者のタイプを見てください。
もうひとつは、実際に施主へ提案している図面を見せもらうというやり方です。
プライバシーもあるので、会ったばかりの営業担当者に見せてもらうのは難しいですが、最終的な判断材料としては、とてもよいサンプルになります。
図面にも、スケッチのみやCGモデルを多用したもの、工務店によっては模型を起こしてるものなど、さまざまなタイプがあります。
図面の内容や枚数なども確認できるとさらによいかもしれません。
難しいとされている工務店探しの「実店舗編」について、解説してきました。
質問については、少し思い切った内容でもあり、初対面では控えたほうがいいものもあります。
本記事でお伝えしたかったのは工務店の選び方のほかに、工務店との関係づくりです。
また、各セクションで紹介した質問項目は、みなさんの本気度や家づくりへの姿勢を表現できるところでもあります。
「家づくりは、自分に合った工務店を見つけた時点で8割は終えている」とも言われています。
今回紹介した探し方を参考に、ぜひ満足のいく工務店選びを目指しましょう!
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