新築の天井高さはどう決める?メリットとデメリットから考えてみよう
2023.10.14
リビングは家の中心となる場所です。
そんなリビングだからこそ「リビングのデザインはどうやって決めよう」「おしゃれなリビングにするにはどうしたらいい?」と、デザインについて悩んでしまいますよね。
リビングをデザインするときには、まずは室内の「コンセプト」を決めて、そこから考えを広げていきます。
とはいっても、初めての家づくり。
イメージはなかなかつきにくいですよね。
そこで本記事では、リビングデザインを考えるポイントやリビングの事例を紹介します。
事例を見ればリビングの具体的なイメージが掴みやすくなるので、ぜひ参考にしてください。
リビングをデザインするとき、押さえておきたいポイントは3つあります。
それぞれ詳しくみていきましょう。
リビングのデザインを考えるときには、室内の方向性である「コンセプト」をあらかじめ決めておきましょう。
コンセプトが定まっていないと仕上がりが具体的にイメージできず、室内にまとまりがなくなってしまう可能性があるからです。
たとえば「北欧風・西海岸風・モダン・シック・ラグジュアリー」など、ざっくりとしたテーマを決めておくだけでも、デザインを考えやすくなります。
まずはライフスタイルや好きなテイストから、コンセプトを決めてみてください。
リビングのコンセプトを決めたら、そのテーマに沿った「配色」を考えます。
室内をスッキリと見せるためには、取り入れるテーマカラーを「3色まで」にしておくことがポイントです。
テーマカラーには「ベースカラー・メインカラー・アクセントカラー」の3色を選び、配分率は「70%:25%:5%」を目安に考えてみましょう。
配色を考えるときには、まずは室内の大半を占めるベースカラーを決めます。ベースカラーを決めたら、その色に合わせてメインカラーを選び、最後にアクセントカラーを選んでください。
アクセントカラーを選ぶときには、メインカラーの「反対色」を選ぶのがポイント!
たとえばメインカラーがブラウン系の色ならば、青や緑などの寒色系の色が反対色になります。
室内カラーの選び方については、こちらの記事も参考にしてください。
配色は室内のイメージを大きく左右するポイントなので、バランスを考えながら決めていきましょう。
リビングのデザインを考えるときには、「リビングでの過ごし方」を具体的にイメージすることが大切です。
「家族全員がリビングで過ごすことが多い・家族はそれぞれの部屋で過ごすことが多い・留守にしていることが多い」など、リビングでの過ごし方は家庭によって異なります。
そのためリビングのデザインを考えるときには、ライフスタイルから室内の広さや動線を考え、デザインに繋げていきましょう。
事項からは、リビングデザインの事例を紹介します。
床や天井、梁(はり)などに無垢材を使用しているリビングです。
天然の無垢材を使用することによって、木材特有の温かみが感じられます。
比較的コンパクトなリビングですが、「梁見せ天井」と「勾配天井」を組み合わせることよって、圧迫感がなく開放的なリビングに。
またキッチンには吊戸棚がなく、リビング上部のボリュームが少なくなっているので、室内全体がスッキリとして見えます。
カリフォルニア州にある都市「マリブ」をイメージした、西海岸風のリビングです。
ブルーのクロスで室内に爽やかさを演出しつつ、床にはライトブラウンのフローリングを選び、落ち着きも感じられる空間に。
テレビ台前の壁がヘリボーン柄のアクセントウォールになっているので、視覚効果で室内に奥行があるように感じられます。
室内カラーだけでは西海岸風と北欧風のどちらなのか曖昧ですが、観葉植物やサーフボードを飾ることによって西海岸風のリビングだとわかります。
白と黒を貴重とした、ホテルのようなラグジュアリーデザインのリビングです。
キッチンのカラーにはすべて黒を選び、床は大理石柄のフローリングに。
さらにキッチン天井にシャンデリアを設置することによって、高級感が出ています。
リビングのソファやラグ、テレビ台前のクロスにも黒やグレーを使ってトーンを統一し、ホテルライクな落ち着きのある空間を演出しています。
ここでポイントになるのが「吹き抜け」です。
テーマカラーに黒が多いと、視覚効果によって室内が狭く見えてしまいます。
けれどこのリビングでは吹き抜けに視線を逃せるので、黒を貴重としていても圧迫感が出ることはありません。
テーマカラーを黒にするときには、閉鎖的な空間にならないように配慮することも大切です。
無垢材と薪ストーブが印象的な、温かみの感じられるリビングです。
薪ストーブは室内を温めたりお湯を沸かしたりするだけではなく、インテリアとしておしゃれなのも良いところ。
そしてこの室内のポイントは、薪ストーブ後ろの壁紙に暖色を選んでいることです。
暖色には温度感を与えたり、柔らかさをイメージさせる効果があるので、薪ストーブとは相性抜群。
また、天井には勾配をつけて、コンパクトなリビングを広く見せる工夫がされています。
勾配天井はデメリットとして、空気や湿気、ニオイなどが天井にこもることが挙げられますが、シーリングファンを設置すればこれらを分散させて、快適に過ごすことができます。
コンパクトな間取りに「吹き抜け」を設けることによって、開放感と日当たりを確保しているリビングです。
吹き抜け上部に設けた窓から日差しが入ってくるので、日中は照明いらず。
リビングからは2階にいる子どもの気配が感じられ、2階からはリビングの様子を見ることができるでの、家族間でのコミュニケーションも取りやすくなっています。
また、室内のテーマカラーには白とライトブラウンの明るいトーンを選んでいるので、視覚的にも広く感じられます。
明るいトーンで室内がぼやけないように、ソファや扉アクセントカラーになっていることもポイントです。
リビングのデザインを考えるときには、まずは室内のコンセプトを決めておきましょう。
「ナチュラルな感じがいい」「北欧風にしたい」「モダンがいい」など、ざっくりとしたイメージで構いません。
コンセプトを決めたら、そのテーマに沿ったカラーを3色まで選びます。
最後にリビングでの過ごし方をイメージしながら、間取りやテーマカラーのバランスを調整すれば理想に近いリビングが実現するはずです。
「うまくイメージできない」という方は、事例を参考にしてデザインを考えてみましょう。
室内全体のコーディネートが完成している事例を見れば、イメージが掴みやすくなります。
本記事を参考に、おしゃれなリビングをデザインしてみてくださいね。
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