新築の天井高さはどう決める?メリットとデメリットから考えてみよう
2023.10.14
室内インテリアの計画に進んだとき、もっとも悩むポイントが「配色」ではないでしょうか。
床材や壁紙は簡単にリフォームできるものではないので、失敗はしたくないですよね。
とはいっても、「すべて白色だとシンプルすぎるかな?アクセントは何色がいい?」と悩むポイントは多くあります。
そんなんときには、色の持つ「効果」から配色を考えてみませんか?
本記事では室内カラーで悩んでいる方のために、配色の考え方を「色」の持つ効果から説明します。
室内は配色一つでイメージがガラリと変わります!
ぜひ最後まで目を通してみてください。
私たちが普段何気なく選んでいる「色」は、組み合わせ次第でさまざまな印象を与えることができます。
そして「落ち着き」や「開放感」など、色が与える室内の印象も、配色によって変化します。
室内の配色を決めるときには「センスがないから心配」と悩まれる方も多いのですが、求める効果から配色を決めれば、どの色を選べばいいのか悩むことはありません。
たとえば、ピンクやオレンジ、イエローなどの暖色系の色は「進出色」といって、視覚的な膨張効果があります。
そのため、部屋にメリハリをつけたいときにおすすめです。
対して、ブルーやグレーなどの寒色系の色は「後退色」と呼ばれ、まるで壁が奥にあるかのように錯覚させる効果があります。
そのため、部屋に奥行きを出したいときにアクセントとして使われます。
では、具体的にどの部分にどんな色を選べばいいのでしょうか。
次からは効果別に色の組み合わせについて説明していきます。
「リビングが狭い」「子供部屋が狭い」など、室内の広さに不安があるときには、空間が広く見える色を選びましょう。
ここでは、空間を広く見せる配色を説明します。
室内全体を広く見せたいときには、白を中心とした「淡い色」で室内を統一してください。
壁紙はもちろんのこと、床材の色にもホワイトやライトグレーなどの淡い色を選べば、室内全体が開放感的なイメージになります。
「床が白いと汚れが気になる」という方は、カーペットやプレイマットの色をベージュやホワイトにしましょう。
ただし、インテリアまで白色で統一してしまうと、室内のイメージがぼやけてしまうので要注意。
ソファやカーテンなどのインテリアにアクセント色を足して、メリハリをつけましょう。
天井を高く見せたいときには、壁と天井は明るい色を選び、床材の色には濃い色を選びましょう。
床の色だけを濃くすることによって床に重みが生まれ、天井が高く見えます。
室内全体の壁紙よりも濃い色であれば、どの色を選んでも効果は同じです。
室内に奥行きを出したいときには、ブルーやグレーなどの「寒色系」のアクセントカラーを取り入れましょう。
前述したように、寒色系の色には物が奥にあるように錯覚させる効果があるので、1面だけアクセントとして色を変えれば、その部分に奥行が出ます。
ここでポイントになるのが、アクセントカラーにする壁は室内でも「面積が狭い部分」にすることです。
狭い部分に奥行きを出すことで、室内を細長く、奥行きがあるように感じさせることができます。
リビングや寝室では、リラックスした気分で過ごしたいですよね。
では、室内を落ち着いた空間にしたいとき、どんな色を選べばいいのでしょうか。
ここでは、落ち着きのある空間に適している配色を紹介します。
室内を落ち着いた空間にしたいときには、天井の壁紙を濃い色にしましょう。
天井に濃い色があることで、室内にほどよく圧迫感が出て、室内全体が落ち着いた雰囲気になります。
色は、目に優しいブラウンやグレーなどの暗いトーンがおすすめです。
少し遊び心を出すのなら、木目調やヘリボーン柄などの柄物のクロスを選べば、部屋のおしゃれ度がアップします。
さらにシック感を出したいときには、天井と床に濃い色を選んでみてください。
天井と床の両方に濃い色を入れることで室内全体が締まり、シック感が増します。
ただし、濃い色の面積が増えると室内が狭く見えるので要注意!
部屋に広さがあるのなら問題ないのですが、狭い場合には、圧迫感が出て窮屈に感じてしまう可能性があるからです。
リラックスできる空間づくりももちろん大切ですが、室内の広さも考えながら色の組み合わせを考えましょう。
トイレや納戸は1〜3畳以下のことが多く、とても狭い空間です。
その空間を少しでも広く見せるためには、壁紙の配色がポイントになります。
ここでは、トイレや納戸に適している配色を紹介します。
狭い空間を広く見せるためには、淡い色と濃い色を組み合わせることがポイントです。
まずは、ベースカラーを選びます。原色や暖色系の明度が高い色は、圧迫感が出るので避けてください。
おすすめなのは、白やベージュ、ライトグレーなどの薄くてシンプルな色です。
これらの色は光を反射し、狭い空間を広く見せる効果があります。
ベースカラーを決めたら、次はアクセントとなる濃い色を選びましょう。
奥行きを出したいのなら、ブルーやグレーなどの寒色系の色を選んでください。
単色もシンプルでおしゃれなのですが、トイレは遊び心を出しやすい空間なので、少し奇抜な柄物の壁紙を選んでみてもいいかもしれません!
タイル柄や花柄、幾何学柄などは、シンプルな壁紙とも相性がいいのでおすすめです。
空間の広さを優先して配色を決めたいのなら、グラデーションを意識しましょう。
狭い空間は、床、壁、天井の順番で濃い色から明るい色になるように配色を組めば、空間が広く見える効果があるといわれています。
さらに、壁のアクセントにストライプやボーダーなどの柄物の壁紙を選べば、さらに視覚的効果はアップ!
ストライプは天井を高く見せる効果があり、ボーダーには奥行きがあるように感じさせる効果が期待できます。
室内の配色を考えるときに、忘れてはいけないのが「インテリアカラー」です。
どんなに視覚効果を意識して配色を考えても、インテリアのカラーと調和が取れていないと室内がごちゃついて見えてしまいます。
色味が強い家具が多いのなら、壁紙はホワイトやベージュなどの淡い色を。
反対に、ホワイト系の家具が多いのなら、壁紙にアクセントカラーを選ぶことで室内にメリハリが生まれます。
現在使っている家具を新築後に使い続けるのなら、家具の色味も意識しながら配色を考えましょう。
本記事では「色」が持つ効果から、室内の配色の考え方についてお伝えしてきました。
色が持つ効果を頭に入れておけば、配色に関してあまりセンスは問われません。
「室内を広く見せたい」「奥行きを出したい」「落ち着いた雰囲気にしたい」など、自分が室内に求めるイメージから、配色を考えましょう。
しかし、配色を考えるときには、室内カラーだけに捕われてはいけません。インテリアとの調和も配色において、大切なポイントです。
室内全体のカラーをイメージしながら、納得のいく配色を考えてみてくださいね。
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