新築の天井高さはどう決める?メリットとデメリットから考えてみよう
2023.10.14
ガーデニングや家庭菜園をしたり、子どもやペットと伸び伸び遊んだり、家に庭があれば生活が少し豊かになります。
とはいえ、庭はただつくれば良いものではありません。用途に応じて、庭に必要な広さも設備も変わります。
本記事では、庭のある家のメリット・デメリットや「庭に何を敷くべきか」、失敗しない庭づくりのポイントを解説します。
写真付きの施工事例も紹介するので、家づくりや庭づくりの参考にしてみてください。
庭には主に2つの用途があります。「見ること」と「使うこと」です。
見ることを目的とした庭は、背の高い樹を植えたりオブジェを置いたり、デザインにこだわって造ります。
室内から眺めるだけで心が少し安らぎ、来客からの印象も良くなるでしょう。
使うことを目的とした庭では、ガーデニングを楽しんだり、子どもやペットと遊んだりします。
家庭菜園用に芝生ではなく土のスペースをつくったり、夏の暑い日にビニールプールを置いたり…。
一戸建てに庭は必須ではないものの、庭があれば、生活が少し豊かになります。
庭のある家には、先述したような「見ること」「使うこと」のメリットがあります。ほかにも、次のようなメリットが期待できます。
【庭のある家のメリット】
庭に背に高い樹木や植物を植えれば、前面道路や周りの家からの目隠しになります。木陰をうまく作れば、室内の冷房効率も高まるでしょう。
倉庫を置けば収納スペースとして、テラスを造りつければアフタヌーンティー用のスペースとしても使えます。
もちろん、ベランダよりも広い庭は、物干しスペースとしても活躍します。
庭のある家にはたくさんのメリットがある一方で、次のようなデメリットもあります。
【庭のある家のデメリット】
庭のない家に家に比べ、庭のある家の施工費は高いです。メンテナンスの手間や費用も発生します。
自然豊かな庭ほど虫も発生しやすくなるでしょう。虫の発生を抑えたり、家の中に入ってこないようにしたり、それなりの対策が必要です。
地面に何を敷くかによって、その庭がどんなことに向いているのかは異なります。次からは「芝生の庭」「砂利の庭」「土の庭」、それぞれの特徴やかかる費用を解説します。
庭といえば、やはり芝生のイメージが強いでしょう。芝生の庭は裸足でも遊びやすく、ガーデニングとの相性も抜群です。
一口に芝生と言っても「天然芝」と「人工芝」の2種類があります。それぞれの特徴は次の通りです。
天然芝 | 人工芝 | |
---|---|---|
施工費 | 10,000円/1平方メートル | 10,000円/1平方メートル |
芝の価格 | 3,000円/1平方メートル | 6,000円/平方メートル |
メンテナンス | 定期的な水やりや芝刈り | ほぼ不要 |
張り替え | ほぼ不要 | 10年に1度ほど |
砂利の庭には、芝生や土の庭にはない「風情」があります。
植木鉢の置き方や樹木の種類を工夫する必要はあるものの、ガーデニングもしやすく、中でも盆栽とは相性抜群。親世代と同居している家庭には、特におすすめです。
砂利を踏めば大きな音がするため、防犯にもなります。
ただ、施工費は数万〜数十万円と高めです。
土の庭なら、植木鉢ではなく、庭の土にそのまま植物や野菜、果物を植えられます。
ちょっとした畑を作ることもでき、スイカやきゅうりのようなスペースを取る野菜・果物も育てられます。
まさに家庭菜園に最適な庭といえるでしょう。
自分で雑草を取り除いたり、土を耕したりする楽しみもあります。
ただ、土壌に凹凸がある場合、業者に整地(土を平にならしてもらうこと)を依頼するのもいいでしょう。
整地にかかる費用は数万〜十数万ほどです。
使いやすい庭を、なるべく低予算でつくるには、次のようなポイントがあります。
【庭づくりの3つのポイント】
それぞれのポイントについて、確認していきましょう。
庭づくりのポイントの1つ目は、予算とよく相談することです。
芝生や砂利、土など、どんな庭をつくるのかで施工費もメンテナンス費も変わります。
当然、庭が広くなるほど各費用もメンテナンスの手間もかかります。
庭づくりの2つ目のポイントは、庭で何をするのかを最初にしっかり決めておくことです。
最初にお伝えしたように、庭には「見ることを目的とした庭」と「使うことを目的とした庭」の2種類があります。この2つの庭では、必要な広さや設備も、適したデザインも違います。
例えば子どもたちの遊び場として使う庭なら、それなりの広さがあり、遊び道具以外の物は少ない方がいいでしょう。裸足でも遊べるよう、やわらかな天然芝を使うのもおすすめです。
庭をつくる前に、まずは「庭の目的」を決め、目的に合わせて少しずつ整備していくのがポイントです。
庭づくりのポイントの3つ目は、庭は家の間取りと同じく、生活動線や日差しを考えて配置することです。
室内から庭に出入りするときの動線、庭の中で物干しスペースやガーデニングスペースに移動するための動線は、しっかり考えましょう。
動線の悪い庭は、出入りや移動が億劫になり、使わなくなってしまうかもしれません。
もちろん、日差しも大切です。植物を育てるにしても、物干しをするにしても、日差しが良いのに越したことはありません。
方角や家屋との位置関係を考え、工務店と相談しながら庭の配置を決めましょう。
庭には「見るための庭」と「使うための庭」があり、用途に応じて必要な広さも設備も異なります。
まずは「庭で何をしたいのか?」を考え、その答えに合わせて、庭に何を敷くのか、どのくらいの広さにするのかを考えましょう。
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