外壁材採用率No.1の「サイディング」とは?4つの種類を紹介!

外壁材採用率No.1の「サイディング」とは?4つの種類を紹介!

2021.04.19

多くの人にとって、家づくりは、人生最大の買い物でしょう。価格が高いだけでなく、大切な家族が長い年月を過ごす場所が、我が家です。家づくりに関しては、どんなに慎重になっても、「慎重すぎる」ということはありません。

家づくりの中でも特に気になるのが、「外壁材の選び方」でしょう。外壁は、家全体を守る大切なもの。大きな地震が来ても、長い年月が経っても、家族を守れるものでなければなりません。

今回は、日本最大のシェアを占める外壁材「サイディング」について解説。素材の異なる4種類のサイディングと、それぞれのメリット・デメリットをお伝えします。

新潟での家づくりにおすすめのものや、写真付きの施工事例もお見せするので、ぜひ参考にしてください!

サイディングとは?

サイディングとは、金属やセメントなどで作られた外壁の仕上げ板のことです。外壁の下地に「サイディングボード」と呼ばれる板を貼り付けて使います。

日本で最も普及している外壁材であり、国内の住宅の9割以上は、サイディングの外壁を採用しています。

サイディングの種類

サイディングは、素材ごとに4種類に分けられます。まずは、4種類のサイディングの特徴と、メリット・デメリットを紹介します。

窯業系サイディング

窯業系サイディングは、セメントや木質繊維などを主原料とする外壁材です。2021年現在、日本で最大のシェアを占め、外壁材全体の中で8割ほどのシェアを占めています。そのため、ただ「サイディング」と言う場合は大抵が窯業系サイディングを指しています。

窯業系サイディングのメリットとデメリットを見比べてみましょう。

【メリット】
・デザイン性が高い
・シェアが大きい
・サイディングの中でも安い

【デメリット】
・メンテナンス頻度が高い
・メンテナンス費用が高い

窯業系サイディングは、サイディングの中でも初期費用が安いです。本記事で紹介する4種類のサイディングの中で最も安く、ほかの外壁材と比べてもかなり安価な部類に入ります。安価な割にデザイン性も高く、安心して使えるのも嬉しいです。

お伝えしたように、窯業系サイディングは日本でトップシェアを誇る外壁材です。たくさんの建物で使われているため、施工実績が多く、安全性や機能性が証明されています。「シェアが大きい=需要がある」ということから、デザインや色のバリエーションも豊富です。

ただ、初期費用は安いものの、メンテナンスコストはかさみやすいです。

サイディングボード自体の耐用年数は25年ほどですが、ボードを貼り付けるための釘やシーリング材は、8年に1度ほどの頻度で変えなければなりません。張替え時の費用も高いので、初期費用は安くとも、ランニングコストに優れているとは言い難いです。

金属系サイディング

金属系サイディングは、金属パネルの外壁材です。ガルバリウム鋼鈑やステンレスなどがあり、昔はトタン板がよく使われていました。金属系サイディングのメリットとデメリットを見比べてみましょう。

【メリット】
・耐久性が高い
・耐震性が高い
・メンテナンスしやすい

【デメリット】
・サイディングの中では価格が高め
・沿岸地域には向かない
・傷付きやすい

金属系サイディングでは、薄くて丈夫な金属パネルを、外壁に貼り付けていきます。さらに、性質の異なる金属を重ね合わせて1枚のパネルにすることで、金属特有の「サビ」の問題を解消しています。サビにくいので長く使えて、軽いので地震にも強いです。

耐用年数は10~20年と長めで、サビの原因となる汚れも雨で自然に落とせます。まさに、新潟の気候に適した外壁材といえるでしょう。

もちろん、サビにくいといっても限度があり、沿岸地域では注意が必要です。

木質系サイディング

木質系サイディングは、天然木を使った外壁材です。木材の表面に防水加工や耐火加工を施し、外壁材としての機能を持たせています。木質系サイディングのメリットとデメリットを見比べてみましょう。

【メリット】
・天然木の風合いがある
・経年変化を楽しめる

【デメリット】
・サイディングの中でも価格が高い
・品質の差が出やすい

木質系サイディングには、防水加工や耐火加工こそ施されているものの、その内側は「木」です。なるべく余計な加工を施さず、自然の味わいを活かした風合いは、ほかのサイディングボードでは楽しめません。木ならではの経年変化を楽しめるものも多いです。

もちろん、木だからこそのデメリットもあります。質の低い木材を使用したものは、時間の経過とともに割れてしまうこともあります。価格はサイディングの中で最も高く、メンテナンスも大変です。定期的に防水塗料を塗り直さなければ、木が雨や水を吸い、ボロボロになってしまうでしょう。

樹脂系サイディング

樹脂系サイディングは、塩化ビニール樹脂を主原料とする外壁材です。日本でのシェア率は1~2%程度ですが、アメリカでは50%ほどのシェアを誇る外壁材で、その性能はしっかりと実証されています。樹脂系サイディングのメリットとデメリットを見ていきましょう。

【メリット】
・寒冷地に強い
・サイディングボードは安い
・メンテナンス頻度が低い

【デメリット】
・施工できる業者が限られる
・日本での実績が少ない

樹脂系サイディングは、寒冷地に強い外壁材として知られています。サイディングボードが寒さで凍ることはまずないので、凍結によるひび割れもほぼ起こりません。素材自体が水に強く、施工方法も壁内部に雨水が入りづらいものなため、降水量の多い地域にもおすすめです。

寒さにも水にも強い樹脂系サイディングは、まさに新潟にピッタリの外壁材といえるでしょう。

ただ、日本でのシェアが少ないことから、施工できる業者やデザインのバリエーションは限られます。サイディングボード自体は安いものの、扱える業者が少ないことから、施工費用が高くなることもあります。それなりのニーズがある寒冷地以外では、少し採用しにくい外壁材かもしれません。

サイディングがおすすめの人

サイディングには4つの種類があり、それぞれ特徴も異なります。外壁材にサイディングを採用するときは、サイディングごとの違いをしっかり把握し、自分たちの価値観や家を建てる土地に合ったものを選んでください。

とはいえ何の指標もなければ、選び方もわからないでしょう。どんな人・家庭に、どのサイディングがおすすめできるのか、ざっくりお伝えします。

窯業系サイディングがおすすめな人
→デザインにこだわりたい人、初期費用を抑えたい人 など

金属系サイディングがおすすめな人
→メンテナンスが面倒な人、地震の多い地域に住んでいる人 など

木質系サイディングがおすすめな人
→自然が好きな人、DIYが好きな人 など

樹脂系サイディングがおすすめな人
→メンテナンスが面倒な人、耐久性・凍害が心配な人 など

まとめ

サイディングは日本で最大のシェアを占める外壁材です。中でも窯業系サイディングは8割以上のシェアを占め、建売住宅のほとんどは窯業系サイディングで建てられているといわれるほどです。

しかし、サイディングと一口に言っても、さまざまな種類があります。
それぞれの違いを理解し、自分たちにはどれが合っているのか、よく考えて選ぶようにしてください。

この記事を書いたひと
モックハウスマガジン編集部
モックハウスマガジン編集部

モックハウスマガジンの編集部員。
家づくりの気になる疑問や、知ってほしい情報を日々お届けしています。

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