「省令準耐火構造」の基準や性能を解説! メリットやデメリットも
2023.10.29
新潟に住む場合、持ち家購入と賃貸はどっちがよりベストな選択なのでしょうか。
結婚や転職などを機に、新しい住まいを検討している人なら誰で一度は疑問に思ったことがありますよね。実際のところ、みなさんがどんな風に日々の暮らしを作っていきたいかによって変わってきますので、決まった答えというものはありません。
本記事では、持ち家購入と賃貸暮らしを比較し、新潟でも失敗しないための住まい選びをみなさんと一緒に考えていきたいと思います。
住宅の購入は、人生でもっとも高い買い物になる人がほとんどのため、喜びと同時に大きなリスクがともないます。
たいへんな時間と労力、費用をかけようやく完成した住宅が、予定していたものと違ったり、住んでいるうちに思いがけない問題が発生してはがっかりですよね。
大きな失敗を避けるためにも、まずは持ち家購入の基本的なメリット・デメリットをくらべてみましょう。
持ち家を購入するメリットはなんといってもみなさんの希望を反映させやすい点ですよね。好きな間取りやデザインはもちろん、騒音の心配やペットを飼うかどうかも自由です。
また「自分の資産になる」という点も忘れてはなりません。老後に収入が減ってしまっても住むところに困らない上に、不動産として運用する手もあります。パートナーにもしものことがあっても、保険が適用され安心です。
ほかにも賃貸と同額を払った場合ほとんどのケースでより広く、設備の整った住宅に住める点も魅力ですよ。
反対に持ち家購入のデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
費用面では、賃貸にくらべ頭金や家財用品といった初期負担の大きさが挙げられます。住宅ローン金利や修繕費、保険料など先々の費用もしっかりと計算して生活しなければなりません。資産ですので固定資産税もかかってきます。
また、ご近所付き合いや周囲の変化など、住宅購入時から刻々と変わっていく環境に自ら対応する必要があります。子供が産まれて、しだいに家がせまくなってもそう簡単に間取り変更できないのは悩ましいところですね。
つぎに賃貸住まいの場合のメリットとデメリットを比較してみましょう。
賃貸は持ち家にくらべ手軽に住めるため、地方暮らしでも希望する人はたくさんいます。しかしそれでも持ち家に魅力を感じ、購入を検討する人が一定数いるのには賃貸にもそれなりに理由があるからです。
賃貸住まいのメリットは、まず費用面の手軽さが挙げられますね。初期費用として敷金や礼金、契約金等が必要ですが、持ち家にくらべれば圧倒的に安いです。家の設備が壊れても大家さんや管理会社が負担してくれるケースも多々あります。
物件を選ぶことで、好きな家に住める点も魅力です。つねに新築に住むなんてこともできますよ。転勤や周辺住民とのトラブルといった外的要因に対応しやすいのも賃貸ならではでしょう。
新潟では、冬場の積雪を考慮し通勤しやすい場所に引っ越すなんて方法をとる人もいます。一度雪が降ると、想像以上に道が渋滞します。
賃貸住まいには、間取りや設備を自由に選べないという欠点があります。住んでいるうちに気が付く問題や不便さは、自分好みで建てた持ち家にくらべると多い気がします。引っ越すまでもないような小さな欠点でも、気になりだすとだんだん持ち家が魅力に感じてくるものですよね。
そして賃貸住まいでもっとも大きなデメリットは、払った費用がほぼ返ってこない「消費」であることです。
一部敷金などは原状回復費として使えますが、賃貸暮らしを続けるかぎり、住まいには一生お金を払わなければなりません。
老後になると賃貸の新規契約や更新を断られるケースもあります。
費用は、持ち家か賃貸かを比較するうえで重要な要素の1つです。似てるようで異なる点や、調べるまでまったく知らなかった費用にも気が付くかもしれません。ここでは、頭金ゼロで住宅ローンを毎月10万円、3,000万円の家を30年で返済した場合と家賃10万の賃貸マンションを例に、50年住んだ場合の費用を比較検討してみましょう。
新潟市内で50年住んだ場合のコスト | 賃貸マンション(1LDK) | 一戸建て(建坪30坪・土地込み) |
---|---|---|
家賃・物件価格 | 3,900万円 | 2,800万円 |
ローン利息 | 0万円 | 960万円 |
住宅ローン減税 | 0万円 | -400万円 |
購入時諸費用 | 0万円 | 120万円 |
管理費 | 600万円 | 0万円 |
修繕積立/修繕費用 | 150万円 | 300万円 |
駐車場代 | 300万円 | 0万円 |
固定資産税 | 0万円 | 350万円 |
合計 | 4,950万円 | 4,130万円 |
持ち家の場合は管理費や駐車場代がかからず、さらに住宅ローン減税がうけられるというメリットもあります。しかし、やはりローン(借金)は大きな負担となってきますね。修繕費積立やメンテナンス費用も総合してしっかりと計画していかなければなりません。住宅や設備はかならず老朽化するものだからです。
一方で、賃貸マンションに住んだ場合は物件の固定資産税、修繕費積立、リフォーム代といった諸費用は大家さんが負担します。賃貸のもっとも優れた魅力は、そのときの状況やライフステージの移り変わりによって自由に住み替えられる点ですから、一概に表の通りとはなりません。
しかし同じ賃貸物件に50年も住み続けられるとは考えにくいです。引っ越しを重ねればそれだけ引越し費用や入居の初期費用がかかります。
持ち家か賃貸かを比較しただけでは、どっちがベストな選択かはまだ決められません。なにを重要視するかは人それぞれだからです。
これまで紹介してきたメリットとデメリットを考慮しながら、どっちが向いているか自分に当てはめて考えてみましょう。
以下のようなタイプの人は、持ち家に向いているかもしれません。
安定志向で堅実な人は、持ち家住まいに向いている人といえるのではないでしょうか。収入の安定や資金力、一般的な生涯プランを希望する人はぜひ持ち家購入を検討してみてほしいと思います。
持ち家は長く住む場合、みなさんを守っていくれる大切な場所でもあり、資産になってくれます。ローン返済やメンテナンスなど、丁寧に向き合っていけばとても心強い存在ですよ。帰る場所があるのはやはりいいものですよね。
以下のようなタイプの人は、賃貸暮らしも検討してみましょう。
自由思考で、好奇心やチャレンジ精神にあふれる人は、賃貸のメリットを大いに活用してみてもよいかもしれませんね。その時どきのライフステージや生き方に合わせて自由に選べるのが賃貸の最大の魅力です。
仕事や家族の都合により、将来に対する不安や健康状態が思わしくない人に合う物件が用意されているのも、賃貸のメリットです。
ここで新潟ならではの生活コストを一部紹介しましょう。知らずに移住してしまうと思わぬ出費に泣かされるかもしれません。
まずは車のスタッドレスタイヤ代です。価格は乗ってる車にもよりますが雪道では必須です。履かないというわけにはいきません。真冬には気温が一桁からマイナスにまで下がりますから、車の燃費も落ちます。同様の理由で、家屋内の暖房にエアコンではなく灯油ストーブを使う家庭も多いです。環境によりエアコンの室外機がほぼ機能しないときがあるからです。
また余談ですが、自動車そのものも住んでる場所によっては4WDが必須です。最近の車も性能が向上してきてはいますが、どうしても660ccの軽自動車では限界があります。同時に積雪対応のカー用品なども必要です。
こうして考えると、新潟に移住する場合は住む場所というのも重要になってきます。持ち家か賃貸かを決めるときの意外な要素の紹介でした。
人生最大の買い物といわれる持ち家購入も、大切なお金を消費してしまう賃貸も、見方や考え方で大きく印象がかわりますよね。それゆえに「持ち家か賃貸か」という議論は永遠のテーマともいわれており、工務店や住宅会社にも、日々さまざまな相談が寄せられるんです。
どんな暮らしをしていきたいのかは、住まいを決めるうえでとても大切な要素ですが、自分だけで考えるには限界があります。専門家の手を借りてじっくり検討するのもおすすめですよ。
2023.10.29
2023.10.27
2023.10.20
2023.10.19
2023.09.22