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パートナー選びは慎重に!工務店選びのポイント6選

パートナー選びは慎重に!工務店選びのポイント6選
2023.07.28

家づくりにおいて、「住宅会社選び」はとても重要です。当マガジンで、私も何度も言及しているように、新築住宅取得時の住宅会社選びは、結婚相手・パートナーを選ぶようなものと考えています。自分が望む暮らしや重視したい事柄によって最適解は変わってくるため、住宅会社選びは大きなテーマといっても過言ではありません。

そこで本記事では、「こんな会社は避けたい」「こんな会社は要注意」という見分け方について解説します。

この記事を書いたひと
小林紘大
小林紘大

新潟市内の工務店で家づくりの実務経験を積んだ後にコウダイ企画室。としてフリーランス建築士として活動中。
「楽しい暮らしは自分でつくる」をモットーに新潟の家づくりを楽しく応援していています。

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こんな住宅会社には注意!見分けるためのコツ6つ

さっそく、「注意すべき住宅会社の見分け方」について見ていきましょう。本記事では、以下の6つを用意しました。

  • 社長に魅力を感じない
  • 理念が不明瞭
  • 施工実績が見えにくい
  • 担当者が論理的でない
  • 見積もりが大雑把
  • 他社をけなす・批判する

どれも、自分に合った住宅会社を見分けるうえで重要な要素です。順番に解説します。

1. 社長に魅力を感じない

ひとつ目は、「社長に魅力を感じない」です。会社というものは、創業者や代表の「生きざまそのもの」といえます。とくに地域密着型工務店のような住宅会社は、会社が創業されるまでの経緯や、創業者の経歴、思いなどが反映されやすい業種です。社長に魅力を感じなければ、魅力ある家は建ちにくいと考えます。

「魅力的かどうか?」については個人の主観にも大きく左右されますが、まずは気になった工務店のWebサイトをチェックしたり、実際に社長に会える機会があれば、会ってみましょう。

2. 理念が不明瞭

ふたつ目は、「(家づくりにおける)理念が不明瞭」です。工務店は、大手住宅メーカーよりも規模が小さいからといって、実力がないわけではありません。地元工務店なりのこだわりや得意分野があり、自分たちの強みを活かして魅力ある家を建てています。そんなとき、大切になってくるポイントが「理念」です。

例えば、「自由設計で、お客さまの夢を叶えます!」といったような文言より、「新潟県の気候や地域条件に合った耐震・断熱住宅を建てています!」のほうが、具体的ですね。

しっかりと理念を打ち出し、最終的に「自分とは合わないな」という結論に至ったなら問題ありません。大切なのはそんな判断基準となる理念を持った会社かどうかです。なんでも安請け合いしてしまうような住宅会社には注意しましょう。

3. 施工実績が更新されていない

ここからは、より具体的な要素から判断するポイントを見ていきましょう。

3つ目は、「施工実績が更新されていない」です。施工実績が1年以上更新されていない住宅会社は、お客さんから見ても少し不安が残ります。家は完成後、何十年も住むものであり、建てたあとのサポートまでしっかりと想像できる住宅会社のほうが安心しますよね。

気になる会社の施工実績は、Webサイトやカタログ、SNSなどをチェックしてみるのがおすすめです。インターネットが普及した今、地方の地域密着型工務店であっても、何らかの発信活動は行っています。あまり目立った活動や施工実績などが見られなければ、要注意です。

4. 担当者が論理的でない

4つ目は「担当者が論理的でない」です。家づくりは営業担当者が軸になり、さまざまな職種の人が関わって進行していきます。担当になる営業マンの存在は施主にとってとても大切な存在です。

見分けるポイントとしては、説明時のトーク内容が感情論ではなく、しっかりとロジカルかどうかという点や、難しい内容を、素人である施主にわかりやすく説明してくれるかどうか、一つひとつに根拠があるかどうかといった点です。

また、「家づくり」という大きなプロジェクトに向かって一緒に悩んでくれたり、親身になって話を聞いてくれる人かどうかも見てみましょう。営業がしつこかったり契約を急かしたりといった、質の低い営業マンには注意してください。

5. 見積もりが大雑把

5つ目は、「見積もりが大雑把である」です。注文住宅を建てるときに作成される見積書には「概算見積もり」と「詳細見積もり」の2種類があります。

概算見積もりとは、まだどこの業者に発注するかを決めていない段階で作成される見積書です。建築日程やどんな建材を使うかといった具体的な内容が未定の状態であり、おおよその施工費を予測して作成されます。

一方、詳細見積もりは、どこの業者に依頼するかやどんな建材を使うかといった詳細な内容が決まったあとに作成される見積書です。工事の具体的な日程や作業人数、建材や部品の型番、個数なども含めて作成されるケースが多いため、施工内容ごとにいくら金額がかかるのかまで把握できます。この時点で、大雑把な見積もり内容が提示される住宅会社には注意しましょう。後々、トラブルに発展するかもしれません。

6. 他社をけなす・批判する

6つ目は、「他社をけなしたり、批判する会社」です。残念ですがこういった会社は一定数存在します。他社をけなして売上を上げる会社は、そのときは契約が取れるかもしれませんが、いずれは淘汰されます。

そもそも、施主の立場になって親身に家づくりを進めてくれるかも怪しい会社です。それよりも、自社の失敗談や不得意なところを正直に話してくれるほうが、安心するというものではないでしょうか。打ち合わせ中の何気ない世間話や説明会などで、担当者のトーク内容を観察してみてください。

番外編:SNSや口コミをチェックする

番外編として、気になる会社の口コミチェックもやってみましょう。スマホやSNSがあたり前になった昨今、地方の小さな工務店でもインターネットにさまざまな口コミが書き込まれている可能性があります。

ただし、注意点として、ネットの口コミとは「誰が」「いつ」「どんな目的で」書いたものかわからないケースもよくあるため、鵜呑みにし過ぎないこともポイントです。担当工務店と接したときに、自身で得た感覚も大切にしましょう。

できる限りの情報を集めてしっかり選ぶ

今回は、「注意すべき住宅会社の見分け方」について解説しました。すこし尖ったテーマだったかもしれませんが、冒頭でもお伝えしたように、住宅会社選びとは、結婚相手・パートナーを選ぶようなものです。このくらい慎重になって、悪いことはありません。できる限りの情報を集め、自身で納得したうえで選ぶようにして欲しいと考えます。

Mockhouseでも、新潟県内の工務店を紹介しています。施工事例をたくさんの写真やデータと併せて掲載しているので、ぜひそちらも参考にしてみてくださいね。

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