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チームワークが不可欠! 新築住宅に欠かせない職人10選

チームワークが不可欠! 新築住宅に欠かせない職人10選
2023.05.24

新築住宅が完成するまでには、たくさんの職人や専門家が関わり、さまざまな手順や規制に従いながら作業が進められています。はじめて家づくりを経験すると、想像以上に多くの専門家が関わっていることに気がつくはずです。施主自身が直接会って挨拶を交わすといったシーンもしばしばあります。

本記事では、そんな新築住宅ができるまでの間に関わる職人たちを紹介しましょう。あらかじめ知っておくことで、差し入れを持っていくときなどに、話がしやすくなるかもしれません。

この記事を書いたひと
小林紘大
小林紘大

新潟市内の工務店で家づくりの実務経験を積んだ後にコウダイ企画室。としてフリーランス建築士として活動中。
「楽しい暮らしは自分でつくる」をモットーに新潟の家づくりを楽しく応援していています。

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〇〇屋?特徴的な住宅関連の職人たちの呼び名

具体的な職人たちを紹介するまえに、建築業におけるちょっと特殊な慣習についてお話します。

家づくりの現場では、職人同士がお互いに「〇〇屋」と呼ぶときもあります。例えば、塗装工なら「塗装屋」、内装業者なら「内装屋」といった具合です。ただし大工さんのように例外もあり、ルールが定められているわけではありません。現場で「〇〇屋」と耳にしたら、その名前の専門業者のことを指していると覚えておきましょう。ちょっとした小ネタ的なもので呼ばないときもありますが、本記事ではこの慣習に沿って「〇〇屋」と表記して解説してきます。

地盤改良屋

地盤改良屋は、地盤の強化や不安定な地盤を安定化させるための工事を専門に行う業者です。新潟県などの地盤が不安定な地域や、地震が多い地域などでは、建築物の地震対策として地盤改良が行われることもあります。安全性が求められる地盤改良工事は、技術力や経験も必要な職種です。

足場屋

足場屋とは、建築現場で足場を組んだり、設置したりする業者のことを指します。足場材料としては、パイプ足場や鉄骨足場が主流です。建築物の形状や高さ、施工計画、安全基準などを考慮し、必要な材料や機材を用意して足場を組み立てます。足場は建築物の施工期間中、作業員の安全を確保するために欠かせない存在といえるでしょう。

大工

3つ目は、大工さんです。木材を用いて建築物や家具などを製作する職人で、骨組みや内装、床など、家づくりに必要なさまざまなものを製作します。大工の技術は、木材の切断や加工、組み立てなど、手作業によるものもまだまだ多く、たくさんの職人道具を使い分けて作業を行います。

現場に出向いて作業を行う場合もあれば、工場や工房での製作に携わるといった仕事も大工の業務内容です。建築や木材に関する知識や技術、加工技術、設計力などが求められ、経験豊富な大工もたくさんいます。

安全性や耐久性、美しさなど、多くの要素を考慮しながら行う大工仕事は、日本だけでなく世界中で高く評価されています。また、注文住宅の現場で最も長く現場にいる職人が大工です。施主と会う頻度も高いので、どんな大工さんが家をつくっているのか知ると良いでしょう。

板金屋

板金屋とは、金属板材を加工し、建築物の部品や外装を作る職人です。建築現場においては、外壁や屋根の設置、ドアの枠など、建物の構造に欠かせない部品を担当しています。

金属板材を切断、曲げ、溶接するといった作業のほか、外観やデザインを美しく仕上げる技術も持っています。屋外での作業が多いため、体力の要る職種ですね。

塗装屋

塗装屋とは、建物や橋梁、または自動車などに対して、塗装を施す職人です。塗装に必要な下地処理や塗料選定、塗料の混合や施工といった作業が主な業務内容で、外壁や屋根の塗装、木製品の仕上げなど、さまざまな場面で出番があります。

塗料選定においては、環境に配慮した塗料の提案や、美観を重視した色彩設計も彼らの役割です。

左官屋

左官屋は、外壁や内装の仕上げ工事を行う職人のことを指します。職人ならではの技術や感性を駆使して、タイルやレンガ、モルタルなどの材料を使い分け、建物の美しさや個性を引き出す職人たちです。左官屋の技術によって、住宅の印象が大きく変わることもあります。

また、もう少し細かく分類すると、タイルをおもに扱う「タイル屋」もいます。左官屋さんが兼任するケースも多いです。

内装屋

内装屋は、家の内装に関する仕事を担当する職人です。クロス張りや、床材の張り替え、壁面の表具など、美しく快適な住空間をつくるのが、彼らの役割ですね。内装材料の選定や色彩の提案など、居住者のライフスタイルに合わせた提案を行うときもあります。

電気屋

電気屋は、照明設備の設置や、コンセントやスイッチの取り付け、配線工事など、電気設備全般を担当する職人です。省エネ性や安全性に配慮した提案や、近年ではスマートホームに対応した設備の提案、施工も増えてきました。

また、一般住宅にはあまり関わりがありませんが、建物の消防設備(避難設備など)全般を担当する「消防屋」という職業もあります。

設備屋

設備屋は、水道工事や給排水工事など、水回りの設備の施工や配管工事を担当します。最近では、エコロジーに配慮した設備や省エネ性の高い設備の提案も求められています。

空調屋

空調屋は、エアコンや換気システムなどの設備の取り付けなどを行う職人です。建物の大きさや用途、住民の生活スタイルなどに合わせて、最適な設備を提案し、設置工事を行います。定期メンテナンスを担当することもあり、快適な空間環境の維持を担ってくれる仕事です。

完成度の高い家にはチームワークが不可欠

他にも、外構周りを担当する「庭屋」や、ガラス窓を扱う「サッシ屋」など、たくさんの職人が関わっています。家づくりは、素材や設計図に忠実に仕事をこなすことはもちろんですが、職人たちによるチームワークが不可欠です。現場監督が全体を指揮し、各職人が協力して工程を進めていくことで、完成度の高い家が出来上がります。

各職人たちは、身体つきやファッションなどに特徴があり、観察してみるのも面白いかもしれません。家づくりの現場で見かけたら、ぜひ声をかけてみましょう!

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