「省令準耐火構造」の基準や性能を解説! メリットやデメリットも
2023.10.29
モックハウス運営のさっきーと、建築士の小林が「新潟で理想の家づくり」をテーマに、さまざまなトピックについてお送りするYoutubeイベントがスタートしました。
記念すべき初回のテーマは「押さえておきたい資金計画と情報収集のポイント」
前半部では、おもに家づくりの初期段階における、施主さんの資金計画や情報収集についてお話しています。
後半部では、モックハウス登録者さま限定の質問コーナーも設けています。
ライブ配信をご覧いただいている視聴者さんからいただいた質問に、その場で回答する一問一答形式です。
マガジン版(本記事)では、前半部の「押さえておきたい資金計画と情報収集のポイント」までの模様をお送りします。
本編配信と連動していますので、ぜひ一緒にお楽しみください!
ひとつ目のトークテーマは「押さえておきたい資金計画」です。
家づくりを検討しはじめてから、実際に完成して引き渡しになるまで、施主のみなさんはたくさんのことを考え、行動しなければなりません。
今回の配信ではお金について、特に家づくりの初期段階における「資金計画」で押さえておきたいポイントをお話しています。
資金計画には、参考にしてほしい公式があります。
【家づくりにかかるお金の総額】
【施主さんが用意するお金】
上記ふたつの金額を比べたとき、「同等」または「施主さんが用意できる予算のほうが大きい」が望ましいといえます。
たいへんシンプルな公式ですが、
といったように、計画に無理がある人をしばしばみかけます。
資金計画をしっかりおこなうのは、満足のいく家づくりの第一歩です。
予算の考え方を解説したところで、次は家づくり初期の「失敗しやすい行動パターン」と「成功しやすい行動パターン」についてです。
家づくりには守ってほしい「順番」があります。
例として、ある施主さんが次のような手順で家づくりをスタートしました。
番号順に見てみましょう。
1番目の「住宅展示場や完成見学会にいく」は、言い換えると「理想の家を検討する」というアクションです。
2番目の「土地探し」は、「理想の場所を検討する」と言い換えられます。
上記ふたつをひと通りおこなったあと、3番目の「設計」をスタートしてからようやく「資金計画」に着手していますね。
一見間違いないようにも思えますが、家や土地、設計見積もりを終えたタイミングで「資金計画」をはじめるのでは遅いと私は考えます。
繰り返しますが、順番がポイントです。
先ほどとは逆で考えてみましょう。
1番目に「資金計画」をしっかりとおこないます。
自分に用意できる予算を知ることが家づくりでもっとも大切だからです。
2〜4番目も重要なのですが、何はなくともまずは「資金計画」なんですね。
この順番なら、
といった、家づくり初期でとても大切な要素をさまざまな観点から検討できます。
その後の計画もスムーズに進むでしょう。
次は「着手すべき順番」の2番目に紹介した「理想の暮らしを考える」について解説します。
「理想の暮らし」といわれると漠然としていて、なかなか考えがまとまらないという気持ちはとてもよくわかります。
家づくりは、ほんとうに決めなければいけないことが山ほどあるからです。
初期の家づくり計画で「理想の暮らし」を検討するときは、以下の2軸から考えてみましょう。
【理想の家に住む】
家づくりを考える人がまず頭に思い浮かべるのが「理想の家」です。
「マイホーム」ときくと、こちらをイメージする人が多いかもしれませんね。
機能性重視の家や好きな間取り、デザイン、夢だった家具・家電に囲まれた暮らしなど……
文字通り「理想の暮らし」を自由に想像し設計に盛り込んでいきます。
「理想の家」から考える場合、おすすめはやっぱり注文住宅です。
実際に検討を進めるときは、建築費を多めに見積もり、あまった予算で土地を探すという作戦をとりましょう。
【理想の場所に住む】
一方、「理想の場所」から検討することもあります。
「住む場所」は「住む家」と同じくらい、みなさんにとって重要ではないでしょうか。
など、生活していく場所は満足度にダイレクトに影響する要素です。
実際に住む場所から検討を進める場合は、土地の取得費を優先し、その後に建物の予算を見積もっていくという手順がよいでしょう。
建物を検討するときは、注文住宅でももちろんよいですが、建売や中古物件のリノベーションなんかもおすすめです。
「理想の暮らしを考える」というテーマを集約すると、
この2つなんですね。
本記事や番組本編で強調してきた「資金計画」ですが、初心者の人には難しいところもありますよね。
そんなときは、遠慮なく専門家に相談してしまいましょう。
住宅会社の営業担当者であれば、業務の一環として無料で相談に乗ってくれるところがほとんどです。
また、保険に付随したサービスとしてアドバイスしてくれる場合もあります。
住宅関連の経験が豊富なファイナンシャル・プランナーなら、建築後のライフプランまでしっかり依頼できるところもあります。
ひとりで抱え込もうとせずに、専門家に助けを借りるのが大切です。
ふたつ目のトークテーマとして用意したのは、家づくりにおける「情報収集」についてです。
そもそも家づくりは、義務教育で教わるということはありません。
建築業界側と施主の知識の差が大きいため、みなさんにも積極的に情報を集め、家づくりについて学んでいってほしいと私は考えます。
そこで、以下の3つのトピックにそって「情報収集」のコツを解説していきます。
順番に見ていきましょう。
家づくりについて情報を得たい場合、ひと昔前は住宅展示場に直接おもむき、現地の営業担当者から話をきいて検討するのが一般的でした。
現在は、インターネットを使えばみなさんにとって有益な情報はたくさんあります。
しかもデスクに座ってPC画面とにらめっこしながら探さなくても、スマホひとつでたいていの情報にはアクセス可能な時代です。
ぜひ、インターネットを上手に使って情報収集をしてみてくださいね。
一説によると、以前は検討する工務店を5〜6社だったのが、いまは2〜3社くらいにまで絞り込んでからアクションに移す施主さんが多いようです。
住宅業界も、みなさんに選んでもらえるようたくさんの情報をインターネット上に公開していますので、気になったことはどんどん調べていきましょう!
漠然とインターネットで情報収集をしていても、何から探したらいいか検討がつかないという人もいるのではないでしょうか。
そこで情報収集をする「目的」を明確にするという話をします。
インターネットで家づくりの情報収集をする最初の目的はズバリ、
「理想の家づくりを叶えるための、最高の理解者(パートナー)である住宅会社と出会うこと」です。
最近の住宅はどんな性能をもっているのか?
どんなデザインや間取りがいいのか?
費用はどのくらいかかるのか?
もちろんこういった事柄も大切ですが、みなさんに合った住宅会社を探すことが初期の段階では重要です。
私は、よい住宅会社と出会えた時点で家づくりの80%はすでに終わっていると考えています。
それほど住宅会社というのは、家づくりの良し悪しに大きく影響するんですね。
色んな住宅会社を見て回って、じっくりと検討していきましょう。
最後は、どんなサービスを使って情報収集したらいいかについてです。
Google検索や各種SNSなど、インターネットには情報にアクセスできるツールやサービスがたくさんありますよね。
ここについては、みなさんの好きなサービスを使ってもらって大丈夫です。
TwitterやInstagramが得意な人、検索エンジンで能動的に情報にアクセスする人、Facebookのコミュニティなどでアクティブに情報収集する人など、さまざまではないでしょうか。
大事なのは楽しむことです。
モックハウスの新しい試みである、Youtubeイベント「もくもくトーク」と連動したかたちで、「押さえておきたい資金計画と情報収集のポイント」について解説しました。
どのテーマも、家づくり初期の施主さんにとって大切なポイントです。
記事でじっくりとおさらいしてもいいですし、動画で楽しみながら学ぶこともできます。
配信本編では「アフタートーク」と題して、視聴者のみなさんから寄せられた質問にもお答えしていました。
イベントはまた開催する予定なので、次回はぜひ皆さんもご参加ください!
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