「省令準耐火構造」の基準や性能を解説! メリットやデメリットも
2023.10.29
新築を検討してから実際に完成し住み始めるまでには、たくさんの工程があります。
施主であるみなさんにも、これから想像もしないような量の作業や段取りが待っています。
工務店・ハウスメーカー、一緒に住む家族といった人たちとアイデアや情報、重要な書類、スケジュールなどを共有しながら、一つひとつクリアしていかなければなりません。
そこで本記事では、みなさんの家づくりの強力な助っ人になってくれる便利なスマホアプリを5つ紹介します。
単に家づくり用のアプリというだけでなく、検討中から完成後までさまざまなシーンで役に立ってくれること間違いなしです。
現役建築士である私の実体験を基に「これは絶対にスマホに入れておいてほしい」という厳選アプリ5選です!
ダウンロードも使用もすべて無料ですので、ぜひ試してみてくださいね。
スマホアプリには新築住宅づくりにも大活躍してくれる便利なものがたくさんあります。
「専門的で難しいのかな?」と不安になるかもしれませんが、使い方を解説しながら紹介しますので、あまり身構える必要はありません。
さっそく順番に見ていきましょう!
1つ目は写真共有アプリ「Pinterest(ピンタレスト)」です。
いわゆる写真メインのSNSですが、インスタグラムとはちょっと違い、世界中のさまざまなジャンル、キーワードの写真がユーザーたちから投稿され、大きなスクラップブックのようになっています。
アカウントを作成したら「インテリア」や「間取り」「注文住宅」といった家づくりでみなさんが興味のあるキーワードを検索してみてください。
たくさんの写真が検索結果に表示されると思います。
ピンタレストのおもしろいところはここからです。
気に入った写真を「ピン」、つまり「いいね!」すると、みなさんのアカウントにどんどんピンした写真が溜まっていきます。
モックハウスに少し似ていますね。
ピンした写真はアルバムのようにフォルダ分けも可能です。
そして、ピンタレストはピンして集めた写真をほかのユーザー同士で簡単に共有もできるのです。
もちろん自分のスマホに保存してある写真も投稿可能。
言葉では伝えにくいインテリアや家づくりに関するアイデアを、世界中の写真サンプルを使って簡単に共有できるとってもおすすめのSNSアプリですよ!
2つ目は、その名のとおり「住宅ローン計算シュミレーター ローンメモ」です。
住宅ローンは、とても大きな金額を何十年単位という長い期間を通して管理しなければなりません。
そのため、施主のみなさんもなかなか実感が湧きにくく、ついつい後回しにしてしまいがちです。
最初は「毎月一定の額を決まった期間で」といったシンプルなイメージで契約しますが、金利による変動やボーナス返済、繰り上げ返済などを毎年検討していくと、当初の計画から大きく外れていくといったことも少なくありません。
一昔前は「ローン電卓」が必須でしたが、昨今は私たちの業界でもスマホアプリを活用することがほとんどです。ローンシュミレーターアプリが1つあれば、複雑なローン計算は事足りてしまいます。
契約前にダウンロードして、1度試しておくのがおすすめですよ!
3つ目は、いわゆるスケジュールやタスク共有アプリ「TimeTree(タイムツリー)」です。
家族(おもにパートナーの方)とともにTimeTreeをインストールしておき、工務店や設計士・ローンを借りるために訪れる銀行などとの打ち合わせ時に逐一共有しておくことで、その後のやり取りが驚くほどスムーズになります。
一見、安直なようにも思えますが、私たち設計士からすると、施主やご家族のみなさんとの意思疎通を図るのにこれほどシンプルで便利なものはありません。
業務で使うような管理ソフトと比べるとデザインや使用感は優しく、プライベートで利用するのにぴったりです。もちろん、家づくり以外で使ってもらっても構いません。
ご家族との会話もスムーズになりますし、予定をロストしてしまうということも少なく済みます。
注文住宅は、建売住宅に比べて打ち合わせが多くなりがちです。
ぜひとも工務店に訪れるときには、タスク・スケジュール管理アプリを一緒に使ってみてくださいね!
4つ目はマップ関連のアプリを紹介します。
新築の検討ですから、つまりはみなさんのこれからの「住処」を決めるわけです。
そして住処を探す(検討する)というのは、「住宅」についてのみ考えればよいわけではありません。
意外と見落としがちなのが、土地探しや周辺地域の下調べに便利なマップアプリ。
本記事では断然「Google マップ」をおすすめします!
日常生活において、すでに多くの人にとって定番となっているマップアプリですが、Google謹製というのはやはり伊達じゃないなと、改めて感じています。
無料で情報量も圧倒的、更新頻度もほかの追随を許しません。
通常のルート検索も便利なのですが、ここでおすすめしたいのは「航空写真」と「ストリートビュー」機能。
特にストリートビューは一般道に沿って写真を撮影していますので、実際にその道を歩いてるかのような情報量ですよね。
また、Googleがデータ化できなかった細い道や俯瞰目線での情報は地図の「航空写真」表示が役に立ってくれます。
土地探しや周辺地域の情報、道幅や土地勘など、実際に現地にいかなくてもかなりの事が「ストリートビュー」と「航空写真」機能で把握できるのは、本当に便利です。
5つ目は世界最大の家具量販店「IKEA」が配信している「IKEA Place」です。
スマホのAR機能を活用し、自宅にいながらイケアのインテリア商品を実際にお部屋に設置できるというアプリ。
AR機能は、近年ではポケモンGOのようなゲームにも採用されている「拡張現実」と呼ばれる技術で、スマホのカメラを通して、あたかもそこにあるかのように3Dモデルを表示してくれます。
イケアは自社の商品をAR化し、いまいる場所に表示させることでサイズ感やコーディネートを検討できるようにしています。
イケアの家具を買う予定のない人でも、お部屋のイメージを確かめたり、検討材料として十分活躍してくれるのではないでしょうか。
よいインテリアのアイデアを見つけたらぜひ写真アプリにアップし、ご家族や担当設計士さんと共有してみてくださいね。
家づくり用のアプリと聞くと用途が限定的でほとんど触れる機会もないため、難しいのではないかと想像する人もいますが、そんなことはありません。
日常でよく目にする定番アプリでも、十分活用できますし、使ってみると驚くほどスムーズに話が進むこともあります。
本記事で紹介したアプリはすべて無料で、iPhone・Android両方のスマホで配信しています。
気に入ったものがあれば、ぜひ活用してみてくださいね!
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