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新築の着工からお引き渡しまでの流れと注意点について解説します

新築の着工からお引き渡しまでの流れと注意点について解説します
2021.04.24

新築を建てよう!と考え、家族で相談、資金計画を立て、ビルダーを探し、土地を探し、プランを決めていよいよ契約…となりますが、

そういえば、新築工事ってどういう流れで進むのかよくわからない、という方も多いのではないでしょうか。

実際は契約した時点で工務店から説明があるかと思いますが、事前に流れや要点を把握しておくのも、スムーズな家づくりでは重要です。

そこで今回は着工前〜お引き渡しまでの基本的な流れとポイントをまとめました。 これから注文住宅を建てたいとお考えの方の、家づくりの参考に、ぜひご覧ください。

 

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工事前の調査・行事

新築工事の着工前に、事前調査や行事があります。

空いた土地に建てる場合と建て替えの場合で順序が変わるので、事前に把握しておきましょう。

 

1. 地盤調査

建物自体をいくら頑丈に作っても、その下の地盤が弱ければ安全とは言えません。

そのため、家を建てる土地がどんな状態なのか判断するため、地盤調査を行います。

強い土地と判断されれば問題なく工事を進めますし、土地が弱い場合は基礎工事の前に地盤改良を行います。

2. 地鎮祭

地鎮祭とは、これから家を建てる土地の神さまにお祈りをする儀式です。その土地に家を建てる許可を神さまからもらい、工事の安全と家族の末永い幸せを願います。

所要時間は形式や地域よってまちまちですが、おおよそ1時間くらいが目安です。

地鎮祭の詳細については以下の記事にまとめているので、気になる方はぜひご覧ください。

地鎮祭ってやらなきゃダメ?かかる費用や必要な準備を徹底解説!|マガジンを読む|モックハウス
日本では古くから、家づくりに伴いさまざまな儀式が執り行われてきました。中でも有名なのは、我が家の着工前に執り行われる「地鎮祭」でしょう。今回は、地鎮祭にかかる費用や必要な準備、当日にどんなことをするのかを徹底解説します。地鎮祭に対する不安を解消し、家づくりの思い出として残せるよう、本記事をお役立ていただけると幸いです。

3. 近隣への挨拶回り

着工前には今後のお付き合いも考えて、近隣への挨拶回りも行います。

工事の際は作業車や職人が出入りし、騒音も発生するので、事前の挨拶は欠かせないイベントです。

一般的には地鎮祭の当日、そのまま挨拶回りへ向かいます。

工務店の営業さんや現場監督だけで回る場合もありますが、不安な方は事前に工務店に一緒に回ると伝えましょう。伺い先や必要なものなどサポートしてくれます。

4. 建て替えの場合

当たり前ですが、建て替えの場合は新築工事の前に解体工事が発生します。

ちょっとややこしいですが、建て替えの場合は上記の順番が入れ替わり、

  1. 挨拶回り
  2. 地鎮祭
  3. 解体工事
  4. 地盤調査

となります。

建て替えの場合でも現代の基準に不適格な場合があるので、地盤調査は必要です。

解体工事の期間は通常の木造住宅であれば1〜2週間ほどです。

 

工事の流れ:着工〜お引き渡しまで

地鎮祭や挨拶回りも済ませて、いよいよ工事の開始です。

細かい工事の内容まで書いてくときりがないので、大まかな流れとポイントをまとめていきます。

1. 地盤改良

地盤調査で弱い土地(軟弱地盤)と判断された場合は、まず地盤改良から行われます。

地盤改良工事には、

土地の表層にセメント系の固化材を混ぜる「表層改良工法」

コンクリートの柱を地盤に埋め込む「柱上改良工法」

コンクリートではなく、鋼管を埋め込む「小口径鋼管杭工法」

の3種類があります。

調査結果によって工事内容・費用が変わってくるので、事前によく確認しておきましょう。

2. 基礎工事

基礎工事とは、地盤と建物の間をつなぐ、文字通り基礎になる部分を作る工事です。

一般的にはベタ基礎布基礎の2種類があります。

ベタ基礎:建物の底をすべて鉄筋コンクリートで埋める。安定性が高く、湿気や白アリにも強いが、費用が高い。

布基礎:建物の外周と柱・壁の部分にだけ鉄筋コンクリートを立てる。コストを抑えられるが、安定性や湿気・白アリ耐性はベタ基礎に劣る。

地盤の強度や設計によっては布基礎で十分な場合もありますが、どんな土地でもベタ基礎を標準仕様としている工務店も多いです。

ただ、基礎に関しては住宅会社、設計士によってかなり諸説あるので、設計・プランニングの段階でよく話を聞いて、納得して契約するようにしましょう。

3. 建方〜上棟式

基礎も完成したので、ようやく建物を組み上げていきます。

床下の配管工事を行い、土台を配置し、柱を立てて構造体検査を受け…どんどん家の形が出来上がっていきます。

そして建方の最後には上棟式を行います。

上棟式では、骨組み工事が無事に進んだことを感謝し、この先も工事がうまく進むようにお祈りをします。

なお、着工時に行う地鎮祭と異なり、神主さんを呼ぶことはあまりありません。一般的には、大工の棟梁が上棟式を取り仕切ります。

上棟・上棟式についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

上棟って?必ずやるの?上棟を祝う「上棟式」の内容や費用も徹底解説|マガジンを読む|モックハウス
新築で家づくりをするときの一工程に「上棟」があります。また、上棟に伴い「上棟式」を執り行う家庭もあります。本記事では、上棟の意味や上棟式の内容について解説します。上棟式のマナーや費用、なぜやるべきなのかについてもお伝えするので、上棟式に対して不安を抱いている方はぜひお読みください。

 

4. 内外装工事〜仕上げ工事

上棟式移行は屋根、外壁、配管、配線、内装工事などさまざまな工事が進んでいきます。

注意して見ておきたいのは配線後の電気配線確認と内装仕上げ前の木工事完了確認です。

電気配線確認

配線工事後、内装作業前に電気配線確認を行います。

図面だけで電気配線を完全に把握するのは難しいので、必ず現地で確認するようにしましょう。

確認を怠っていざ完成後に見てみたら、コンセントの位置がおかしい!となったら、壁を壊してやりなすしかないので、要注意です。

木工事完了確認

内装仕上げの前には木工事完了確認を行います。

造作収納や階段の高さ、幅など、実際に体感して使いにくい部分や想像と違う部分が無いかチェックします。

こちらも仕上げ工事後の変更は難しいので、入念にチェックしましょう。

5. 竣工立ち会い〜お引き渡し

仕上げ工事が終わればお家は完成。竣工立ち会いでは、図面、仕様書通りに工事が行われたか最終チェックをします。

また、入居前の引越し挨拶にも行きましょう。

それらが完了して、ようやくお引き渡し!新しい我が家での暮らしが始まります。

ポイントを押さえてトラブルのない家づくりを

いかがでしたか?

住宅会社・工務店との契約後、実際に住み始めるまでの流れとポイントをご紹介しました。

もちろん信頼できる工務店に依頼することが大事ですが、職人だって人間。

ミスをすることもありえるので、しっかりチェックして、安心して新しい暮らしを始めたいですね。

この記事を書いたひと
モックハウスマガジン編集部
モックハウスマガジン編集部

モックハウスマガジンの編集部員。
家づくりの気になる疑問や、知ってほしい情報を日々お届けしています。

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